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2021年1月21日

ひらめき☆ときめきサイエンス「作って鳴らすムックリ研究室!~アイヌ民族の伝統楽器ムックリを学ぶ~」を開催しました

2021年1月10日(日)、小学5、6年生を対象にメディアデザイン学科 荏原小百合准教授による、ひらめき☆ときめきサイエンス「作って鳴らすムックリ研究室!~アイヌ民族の伝統楽器ムックリを学ぶ~」を開催しました。

 

 

「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは、日本学術振興会から交付される科学研究費助成事業により行われている最先端の研究成果を小・中学生に体験・実験・講演を通じて分かりやすく紹介し、見る・聞く・触れることで科学の興味深さやおもしろさを感じてもらうものです。

 

現在は、新型コロナウイルス感染症の防止対策として定員の大幅減、都度の換気、手指消毒、マスク着用を徹底し開催しています。

 

 

この日は、アイヌ文化後継者である郷右近富貴子さん、口琴(こうきん)の音響・音声学的研究者である阿部和厚さん、アイヌ文化研究者である青山俊生さんにお越しいただき、ムックリの製作・演奏の手ほどきを受けました。

 

 

 

 

ムックリとはアイヌ民族の竹製の口琴です。

弁に取り付けられた糸を手で引っ張り、その振動音を口の中に共鳴させることで、さまざまな音を出すことができます。

 

この日はまず、平刀や切り出し小刀で竹を削りムックリ製作を行いました。

慣れない道具に緊張した様子でしたが、アドバイスを受けながら慎重に作業を進めました。

 

 

 

休憩をはさみムックリを仕上げた後は、その構造と音が鳴る仕組みを学び、指導を受けて実際にムックリを演奏しました。

 

 

 

最後は、さまざまな国や素材の口琴が奏でる音色の違いを楽しみました。

アイヌ民族のムックリの製作・演奏を通じてアイヌの音楽文化に触れるだけでなく、音が鳴ることの科学的な仕組みに触れることで、文化や科学を身近に感じることができたのではないでしょうか。

 

今年度のひらめき☆ときめきサイエンスは、全講座終了いたしました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

コロナウイルス感染症の今後の状況をふまえ、次年度も地域の皆様にお楽しみいただけるプログラムを実施予定です。

詳細は今後の発表をお待ちください。

 

 

 

 

 

 

興味を持ったら・・・
メディアデザイン学科 荏原小百合先生