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都市環境学科主催の第3回公開講座を開催しました

平成30年11月8日(木)、北海道科学大学中央棟(E棟)E401講義室において、一般の方及び学生を対象とした都市環境学科主催の第3回公開講座を開催しました。

 

今回の講座は、本学客員教授の明楽みゆき先生を講師としてお招きし、「チェンバロ演奏で綴る北前船の歴史と港の役割」をテーマに行われ、一般参加者72名、都市環境学科学生128名の計200名が受講しました。

 

明楽先生は、チェンバロ奏者として国内外でご活躍されている他、自身のご先祖が北前船で交易を行っていたことやチェンバロが盛んだった時代が北前船とも重なっていることから、北前船を巡る文化にも造詣が深く、幅広い活躍を展開されています。

 

 

江戸時代、北海道と大阪を日本海で繋いだ「北前船」は、荒れた海の道を何日もかけ航海し、近代物流の一翼を担っていました。

前期には、主に本州の商品作物育成に役立ったニシン粕や食物、後期には、衣料・雑貨・瓦などが運ばれ、北前船は北海道開拓を物流で支えました。    

 

講演では、北前船が訪れた各寄港地について、その歴史を紐解きながら、写真を用いて丁寧に解説していただきました。

また、北前船が残した歴史・文化を再認識するとともに、芸術や音楽、人や食などで、北海道と各地を結びつけようという「現代版北前船プロジェクト」による、文化・経済交流活動や講演活動などの紹介もありました。

 

講演の合間には、その時代を表すクラシックの曲目「アヴェ・マリア」や明楽先生がお好きだという「ハナミズキ」、講演最後には、人と人の結びを表現した「糸」が演奏され、会場内はチェンバロの優雅な音色に包まれました。

 

 

受講者の方々は、今回の講座を通して、北前船の歴史と港の役割、そしてチェンバロの魅力について考えを深めていただく良い機会となったのではないでしょうか。

 

次回は、平成30年11月14日(水)10時40分より、都市環境学科の細川准教授による公開講座「明日は我が身!積雪期の防災を考える」を開催いたします。

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都市環境学科