国連UNHCR難民映画祭-学校パートナーズ+安田菜津紀氏講演会「紛争地に生きる子供たち」を開催しました
平成29年10月13日(金)、北海道科学大学中央棟(E棟)E401教室において国連UNHCR難民映画祭-学校パートナーズ+安田菜津紀氏講演会「紛争地に生きる子供たち」を開催しました。
はじめに難民の子どもたちの暮らしを描いた映画「シリアに生まれて」が上映され、映画の内容を踏まえ、私たちは何をなすべきか等のお話がありました。
その後、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏の講演「紛争地に生きる子供たち」が行われました。かつて平和だったころのシリアの思い出とその風景、ヨルダンやザータリ難民キャンプで出会った人々の現状、取材で出会ったシリア難民たちとの出会い、そして目の前で親を失った子供たちの様子など、現地の状況を自分の経験を踏まえてお話し、「日本の中で自分にできることを考えてほしい」と強く呼びかけていました。
日本から紛争地の子どもたちへ支援を行った実例として、安田氏が東日本大震災の取材に行った時に出会った80歳の女性が、仮設住宅での暮らしを経て自分も困っている人を支援したいという思いから、シリアの子どもたちが暖かく過ごせるようにと服を集めていたことが挙げられていました。
講演終了後には、質疑応答が活発に交わされていました。
講演会に参加した約240名の皆さんは、「紛争地で生きる子供たちのために、いま自分に何ができるのか」など、様々なことを考える貴重な時間を過ごせたのではないでしょうか。
講演会チラシ |
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