スキルアップ講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

　平成29年8月20日(日)に、北海道薬科大学サテライトキャンパスにおいて、臨床推論をテーマとした薬剤師スキルアップ講座(特定テーマ連続講座)を開催しました。この講座は、連続講座として4回開催されます。第1回目の今回はプロブレムリスト作成をテーマとして開催し、15人が参加しました。最初に中村記念南病院薬剤部の山田和範先生が、診断の2つの思考プロセス、プロブレムを抽出するための患者情報収集、鑑別疾患のポイント、システムレビューによるもれを防ぐ必要性、副作用推論と気をつけるべき点について講演しました。その後、プロブレムリスト作成演習として、「ビタミンK欠乏によるPT-INR上昇」、「TS-1(R)服用中に発症した胃潰瘍」、「アモバン(R)による味覚障害疑い」などの症例提示があり、参加者は3グループに分かれて、ワンテンスサマリーの作成、プロブレムリスト作成、鑑別診断を行いました。多くの質問やグループでの活発な意見交換が行われ、参加者はとても熱心に研修に取り組んでいました。

　

山田和範先生の講演のようす　　　　　　　　　 グループワークのようす