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平成29年5月30日

本学学生が日本薬学会北海道支部例会で薬物乱用防止キャンペーンにおける意識調査について発表しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 5月21日(日)に、第64回北海道薬学大会の一環として札幌コンベンションセンターで開催された日本社会薬学会北海道支部大会において、薬物乱用防止キャンペーンで実施した意識調査について、本学学生が下記の2題をポスター発表しました。ポスター発表を行った皆木優門さん(3年生)、石田美結さん(4年生)、早坂麻依さん(3年生)は、本学桂青会薬物乱用防止局のメンバーで、今回の発表は札幌薬剤師会健康づくり委員会と北海道薬科大学同窓会との共同発表でした。

 

「小学生を対象とした薬物乱用防止キャンペーンにおける意識調査」(筆頭著者:皆木)

 昨年度大学祭で実施した「薬物乱用防止キャンペーン」において、小学生を対象として、「医薬品の不正使用」、「喫煙や飲酒に関する認識」などについて無記名アンケートを実施しアンケートの結果、小学生に「薬物乱用」という言葉が浸透していないこと、家庭内に喫煙者がいない場合に「タバコを吸ってみたい」と回答した小学生が多い等結果が得られたことなどの結果から、今後の啓発活動の内容を検討した。

 

「学生・社会人を対象とした薬物乱用防止キャンペーンにおける意識調査」(筆頭著者:早坂)

 今後の薬物乱用防止活動についての啓発内容を探るために、昨年度大学祭で実施した「薬物乱用防止キャンペーン」において、中学生以上を対象として「薬物乱用に関する認識」と「知りたい情報」について無記名アンケートを実施した。アンケート結果を中学生、高校生、大学生と社会人で区分して集計したところ、「薬物乱用に関する認識」は、高校生に若干高い傾向が見られたが、区分による有意差はなかった。また、薬物乱用防止キャンペーンに参加経験のある人は、薬物乱用に対する認識度が有意に高かった。さらに「知りたい情報」は、各区分によって差が見られる等の結果が得られた。これらのアンケート結果から、啓発活動は中・高・大学生ごとに適した内容を工夫し、継続的に実施する必要性があると結論づけられた。

前列左より早坂麻依さん、皆木優門さん、石田美結さん、後列左より千村太一さん、大聖貴之さん

 

皆木優門さんのポスター発表のようす

 

早坂麻依さんのポスター発表のようす