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平成29年1月10日

平成28年度「臨床推論」をテーマとして第4回薬剤師スキルアップ講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成28年12月4日(日)に、北海道薬科大学サテライトキャンパスにて「臨床推論」をテーマとした薬剤師スキルアップ講座を開催しました。「臨床推論」は、特定連続講座として今年度4回開催しますが、第4回目の今回は「臨床推論の実践」をテーマとしました。

 最初に、(一社)Sapporo Medical Academy代表理事 総合診療医・感染症医の岸田直樹先生が「かかりつけ薬剤師に必要な臨床推論-何を学びどう活用するのか?-」のテーマで講演しました。引き続き、「院内での発熱に強くなる」のテーマで、貧血をきっかけに胃癌が見つかった患者の術後発熱についてのケースカンファレンス(事例検討会)を行いました。カンファレンスでは、参加者は6グループに分かれ、抗菌薬の効果不十分、薬剤性皮疹、呼吸苦出現や発熱、水様下痢、カテーテル感染といったイベントに対するアセスメント及びプランの作成、鑑別疾患と推奨抗菌薬について検討を行いました。検討時間が短く、大変な部分もありましたが、4回目の講座ということもあり、参加者は活発な討論や意見交換を行っていました。今回のようなケースに対して薬剤師が関与することは、非常に重要であり、臨床推論がとても有効な手段であることを参加者は実感していました。

 

岸田直樹先生の講演のようす          カンファレンスのようす