
FACULTY

薬学科

私は現在、SV(スーパーバイザー)として、担当エリアの“経営者”のような立場で仕事をしています。
具体的には、売上や人員の管理をはじめ、新店の立ち上げなど、多岐にわたる業務を担っています。
新店開局については、他社では専門部署が担当することも多いのですが、当社では店舗の選定から図面の作成まで、すべて自分たちSVが手がけます。その分責任も大きいですが、エリア全体の経営に深く関わることで、他では得られない貴重な経験を積むことができていると感じます。
【 YouTube動画 ≪完全密着≫人思いで熱血!調剤運営部木原SVの1日に迫る 】
▶ https://youtu.be/2XkkewSgxZ0?si=4hXNQIHxZxHmQxJA
売上管理の面では、前年よりも売上が伸びたときに、現場で働く薬剤師や事務スタッフが、毎日一生懸命、丁寧にお客様と向き合ってくれているおかげだと感じます。その結果、薬局のファンやツルハファンが増えているのだと思うと、とても嬉しくなります。
人員管理の面では、ある薬剤師を薬局長に任命したときのことが印象に残っています。最初は本人も「自分にできるだろうか…」と不安そうでしたが、半年ほど経った頃、「薬局長をやってよかった。あのとき声をかけてくれてありがとうございます」と感謝の言葉をもらいました。
その薬剤師が薬局長になってからは、明らかにお客様の数が増え、売上も大きく伸びました。でも、それ以上に、本人が自信を持って成長していく姿をそばで見られたことが、何よりも嬉しかったです。
学生時代は、仲間の支えがあってこそ毎日を乗り越えることができました。本当に、仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。
授業や実験、実習、そして定期試験と、休む暇もない日々の繰り返しで、気づけば6年間があっという間に過ぎていました。
在学中の前半は銭函キャンパスだったため、授業が終わった後に海辺で遊んだり、友人と小樽の街へ観光に行ったりと、楽しい思い出もたくさんあります。
国家試験については、自分の勉強不足もあり、一度浪人を経験しました。それは、人生で初めての大きな挫折でした。
でも、その経験があったからこそ、社会に出てからは、どんなに大変な仕事でも「自分なら乗り越えられる」と思って頑張れています。
車に乗るのが好きなので、昼夜を問わず時間を見つけてはドライブに出かけています。カフェに立ち寄ったり、ジェラートを食べに行ったりするのがちょっとした楽しみです。
現在の職位についてからはなかなか難しくなりましたが、現場勤務をしていた頃は旅行にもよく出かけていました。1人で韓国やアメリカを訪れたこともあります。
行きたい場所には行き、やりたいことにはチャレンジする、そんな思いを大切にしています。
「人生は一度きり」。だからこそ、どんなことにも挑戦する姿勢を大切にしています。
ある時、上司がこんな言葉をかけてくれました。
「向き不向きは、やってみてから考えればいい。まずはやりたい気持ちとやってみる行動力だ」と。
この言葉は、今の私の原動力になっています。
ツルハは全国に多くの店舗があり、ドラッグストア併設型という特性から、薬剤師としての業務も幅広いのが特徴です。だからこそ、自分の力を発揮できるフィールドがたくさんあります。それが、他社にはない大きな魅力です。
私自身、女性ならではの視点を活かしながら、仕事に取り組んでいきたいと考えています。これから先、ライフイベントを経験していく中でも、「薬剤師である自分」に誇りを持ち、日々挑戦し続けていきたいと思っています。
薬学部に進学すると、「病院や調剤薬局で働く薬剤師」というイメージを持つ方が多いかもしれません。でも実は、薬剤師の資格を活かしながら、経営に関わる仕事もあるということを、ぜひ知っていただきたいです。
たとえば、薬局を“経営”するという仕事は、調剤や服薬指導といった一般的な薬剤師業務とは大きく異なります。保健所や厚生局など行政機関とのやり取り、さまざまな社外関係者との調整、開局に向けた準備など、多くの知識と経験が求められます。
毎日が学びの連続で、正直、大変なことや苦しいことも少なくありません。でもその先には、「やってよかった」と心から思える充実感や達成感があります。
多くの人が「国家試験合格=ゴール」と考えがちですが、本当のスタートはその後です。合格して初めて、自分のキャリアを自分で切り拓くことができるのです。
北海道科学大学には、そのスタート地点へと導いてくれる先生方がたくさんいますので、どうか一日一日を大切に過ごして、自分の可能性を信じて歩んでください。
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