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卒業生インタビュー

臨床工学科

技術も人も、大切に育てるエンジニアを目指して

  • 松山 廉の写真
    松山 廉 さん
    GEヘルスケア・ジャパン株式会社 アドバンスドカスタマーサービス本部 臨床工学科2016年卒業 (※正しくは、改組前の「医療工学部 医療福祉工学科」) 青森県立五所川原工業高等学校(現:青森県立五所川原工科高等学校)出身

本学に進学を決めた理由

私が、北海道科学大学を志望するようになったのは、家族の影響が大きく関係しています。
父は青森県立五所川原工業高校の電気科を卒業し、地元のIT機器部品をつくる工場で働いています。私は、小さいころからそんな父の働く姿を見て育ち、「ものづくり」に自然と興味を持つようになりました。
また、母は地元の病院で医療事務の仕事をしています。共働きだったため、幼いころは母の職場である病院で過ごすこともあり、医療の現場にも親しみを感じていました。
そんな環境の中で育つうちに、「工業と医療の両方に関わるような仕事がしたい」と思うようになりました。

北海道科学大学には、工学と医療を融合した「医療福祉工学科(現在の臨床工学科)」があり、自分のやりたいことにぴったりの学びができると感じて、進学を決めました。

現在の仕事内容

2025年4月に病院勤務からGEヘルスケア・ジャパンへ転職し、現在はフィールドエンジニアとして働いています。
病院勤務時代は臨床工学技士として、心臓カテーテル業務やペースメーカー/ICD業務、呼吸治療、血液浄化など、さまざまな医療機器の管理・保守に携わってきました。その中で、放射線技師の方々と関わる機会も多く、CTやMRI画像の見方などについて多くのサポートをいただきました。
次第に、今度は自分が彼らを直接支える立場で働きたいという思いが芽生え、転職を決意しました。

現在は、主にMRI装置の保守・点検・トラブル対応を担当しています。新しい環境にまだ慣れない部分もありますが、早く一人前のフィールドエンジニアとして活躍できるよう、日々努力を重ねています。

仕事のやりがい・喜び

病院での勤務を通して、医療機器の不具合が現場の医療従事者や患者様にどれほど大きな影響を与えるのか、身をもって実感しました。現在は企業でフィールドエンジニアとして働いています。決して目立つ仕事ではありませんが、医療現場を“陰から支える”という役割に、大きなやりがいを感じています。

印象に残っているのは、先輩とともに医療機器のトラブル対応にあたった現場での経験です。緊急の患者様の検査が控えている状況で、限られた時間の中で原因を特定し、修理を完了させなければなりませんでした。
無事に検査が実施できたとき、技術者としての使命と責任、そしてこの仕事の意義を強く実感しました。

北海道科学大学での学び・学生生活について

北海道科学大学では、座学だけでなく実習を通して、現場で活かせる技術を身につけることができました。
特に印象に残っているのは、医療機器に関する授業です。実際の血液透析装置を使った実習があり、医療現場を意識した実践的な学びができました。病院勤務の経験がある先生方も多く、臨床の現場を想定したリアルな指導をしてくださったおかげで、より理解を深めることができたと感じています。

また、大学4年間はバドミントン部に所属し、仲間と一緒に汗を流した時間が大切な思い出となっています。
地元を離れ、知り合いが誰もいない環境の中で、楽しく学生生活を送ることができたのは、バドミントン部の仲間や同じ学部の友人たちのおかげです。今回の卒業生インタビューも、バドミントン部の先輩が声をかけてくれたことで実現しました。
大学での学びや人とのつながりは、社会人になった今でも自分の支えになっており、人としても大きく成長できた時間だったと思います。

休日の過ごし方 (ストレス発散やリフレッシュ方法)

最近はゴルフにハマっており、友人とコースを回るのが楽しみのひとつです。
技術を磨く面白さはもちろん、広々とした景色の中でリフレッシュできるのも大きな魅力だと感じています。
今後は職場の仲間ともコースを回りたいと思っており、プレー中の何気ない会話を通じて、チームワークの向上にもつなげていきたいと考えています。

これからの目標

これからの目標は、技術力の向上だけでなく、人や組織のマネジメントにも関わっていくことです。
病院勤務時代には、新人スタッフへの教育や医療機器の取り扱い指導など、教育者としての役割を担う機会がありました。その経験を通して、人を育てることの難しさとやりがいを実感し、次第にマネジメントにも関心を持つようになりました。
現在は現場での対応が中心ですが、将来的にはチームをまとめる立場として、組織に貢献できる存在を目指しています。そのために、マネジメントに関する知識を学びながら、日々の業務に取り組んでいます。

message

この卒業生インタビューのお話をいただいたとき、大学生活4年間を改めて振り返るきっかけになりました。
テストやレポート、アルバイトなどで毎日忙しく過ごしていたはずなのに、今思えば本当にあっという間で、「もう一度あの頃に戻れたら」と思うこともあります(笑)
ただ、その限られた時間の中で、自分の興味や価値観としっかり向き合えたことは、今の自分にとって大きな財産です。高校時代には想像もしていなかった臨床工学士としての経験を経て、現在は企業でフィールドエンジニアとして働いています。
たった4年間の大学生活でしたが、将来の選択やこれからの生き方につながる、かけがえのない時間だったと感じています。

この記事を読んでくださっている方には、今の時間を大切にしながら、将来について少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。

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