FACULTY
公衆衛生看護学専攻科
現在、大学院に通いながら、非常勤職員として外来エリアで勤務しています。
新卒からの3年間、虎の門病院で正職員として主に呼吸器をはじめとする混合病棟で勤務していました。
現在は処置室に所属し、主に内科系の受診者と関わっています。具体的には、血液内科の受診者が多いのが特徴であり、輸血療法や点滴治療、骨髄穿刺など侵襲のある処置の介助などに関わることが多いです。処置室には、さまざまな疾患や症状の受診者が来られ、中には状態の不安定な方もいます。看護師としての的確な臨床判断能力は常に求められており、安全で質の高い看護を提供できるように努めています。
自分の提供した看護により、患者さんが目標や生きがいを持ちながら、懸命に治療と向き合い、大切な人とともにその人らしく過ごす姿を見られたときにやりがいを感じます。その結果、患者さんからの信頼を得ることが出来たときに喜びを感じます。
さらに、新たな知識や技術を習得し、それが患者さんへの看護につなげられ、同僚やチームからの信頼を得られた時にも喜びを感じます。
工学部やメディアデザイン学科の先生方から学んだ医工連携の知見は、患者さんの状態に応じた色やデザインの工夫、自己注射器の仕組みについて説明する場合など、多様なアプローチの実践につながっています。
また、臨床工学の授業で学んだMRIやCT、体温計やSpO₂測定器などの医療機器の仕組みについて、検査や治療の場面で患者さんに分かりやすく説明することに役立っており、検査時の禁止事項や身体への影響についての理解を促し、納得のいく検査や処置につなげることができています。
さらに、専攻科で得たコミュニケーション力や、広い視点で物事を捉える思考力は、病院内にとどまらない医療の視点や、患者さん一人ひとりのニーズを的確に把握するうえで大いに役立っています。
基本に忠実に業務を遂行すること、そして白衣に初めて袖を通したときの緊張感と初心を忘れずに、これからも患者さんと真摯に向き合っていきたいです。看護を通して、患者さんが目標や夢を実現し、希望に満ちた日々を送るためのサポートをしていくことが、私の目標です。
また、現在通っている大学院での研究をカタチにして、より多くの人々の助けになるよう取り組んでいきたいと思っています。
そして何より、日々一歩ずつでも確実に前進していけるよう、自己研鑽を続けていきます。
自由で楽しく、何ものにも代えがたい大学生活でした。内容の濃い4年間の苦楽をともにした仲間や先生方は、就職後も互いを思いやる大切な存在であり、私の支えになっています。
また、自分の努力に対して、大学がしっかりサポートしてくれる体制が整っているのも大きな魅力です。医療分野に限らず、道内で長い歴史と実績を誇る工学部から学ぶ機会も得られる点も、この大学ならではの優れた特色だと感じています。
ぜひ、看護の最初の一歩を、この学び舎で踏み出しましょう!
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