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卒業生インタビュー

電気電子工学科

自分自身と周りの人を大切にして、共に社会を支えていきましょう。

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    疊 啓介 さん
    北札幌電設株式会社 専務取締役 電気電子工学科2009年卒業 札幌開成高等学校出身

本学に進学を決めた理由を教えてください。

恥ずかしながら、高校在学中は将来の仕事について全く考えていませんでした。
しかし、先生や親、友人から「理系の学校に進めば就職に強い」という話を聞き、理系の中でも電気という分野に漠然とした興味を抱いていました。電気は、現代社会で欠かせないものであり、誰でも何となく使えているものだと感じていたからです。
こうした理由から、北海道工業大学の電気電子工学科に進学を決めました。
また、私が現在所属している会社ではありますが、父が電気工事会社の社長をしていることも大きかったです。

現在の仕事内容を教えてください。

弊社は建設業のうち、電気工事業を営んでいますが、一般的な照明やコンセントといった設備ではなく、北海道・東北地区を中心に、全国各地の発電所や変電所などの電気供給インフラを支える、大型の変電設備や電力プラント建設工事を行っています。
私は現在、役員として会社全体の幸福感向上を目指して経営に携わる一方で、社員教育や求人活動など人事労務業務、さらに取引先への営業活動や現場の安全パトロールも担当しています。

学生時代の学びで役に立っていることは?

社会に出るまでは甘く考えていた部分もありましたが、大学では少なからず企業が求める知識を学べました。
私は成績が良くなかったものの、大学で電気の基礎や仕組みに触れたことで、仕事で専門的な問題が発生した際も、何となく理解しやすくなり、問題解決の糸口をつかむ手助けとなりました。
分からないことがあっても個別に聞きやすく、分かりやすく丁寧に教えてくれる先生ばかりでした。
先生たちのおかげで、就職後の実用的な知識として勉学を修得できたことは、社会人として非常に大きな助けとなっています。

学生時代に勉強以外に打ち込んだことは?

アルバイトと社会人サッカーに打ち込みました。
アルバイトは、スーパーでの品出しやコンビニでの接客、デパート催事場の什器設置などを経験しました。
最初はお金を稼ぐために始めたのですが、年の近い先輩や後輩と仲良くなり、自分のためだけではなく、仲間のために動くことが最大効率を生み出し、働く目的はお金だけではないということを学生時代に知れたことは大きな転機だったと思います。
また、社会人サッカーでは友人とチームを作り、共に過ごした時間が今でも思い出深いです。
アルバイト仲間やサッカーチームのメンバーとは今でも仲良くしています。

仕事のやりがいは何ですか?

電力インフラを支える仕事に従事していることに、強い誇りを感じています。
建設業は、一つひとつの作業が目に見えて成果として現れるため、作業が進んでいく過程がストレス解消にも繋がります。
また、問題が発生しても必ず解決でき、仕事が完了するという達成感があります。特に初めての作業が上手くいったときや、作業のスピードと正確さが向上したときは、自己成長を実感でき、大きなやりがいを感じます。
現在は内勤業務が多いため、現場で活躍している仲間たちの姿を見て、改めてやりがいを感じています。

休日の過ごし方やストレス発散方法を教えてください。

事業の関係上、出張が多いのですが、新潟県に1年間勤務した経験があります。
休日には、車を利用して買い物や観光地巡りを楽しんでいました。住んでいた柏崎市で行われる花火大会は印象的で、特大の三尺玉が夜空を彩る瞬間には、衝撃と共に強烈な感動を覚えました。また、日本三大花火大会の一つが行われる長岡市も近かったので見に行くことができました。
このように出張先の土地で、その地域ならではの楽しみを見つけることが、ストレス発散の一つとなっていました。

これからの目標を教えてください。

現場で働いていた時は、自分と仲間との最大効率を目指して、目の前の仕事に集中していましたが、現在は経営者として、より広い視点で企業の効率化を進めています。
目標も漠然としたものから、具体的に1年、3年、5年、10年のスパンで設定し、それを達成するために必要なことを計画的に進めることが求められます。また、時代や環境の変化を踏まえ、目標を柔軟に見直すことも大切だと思います。
ただ一つ変わらないのは、社員の幸福を守る企業であり続けることです。この会社に勤めて幸せだと感じてもらえる企業を目指して、これからも邁進します。

記事を見ている方にメッセージをお願いします!

社会には理不尽なことも多くあります。
あなたが好きな物を嫌う人もいれば、逆に嫌いな物を好む人もいます。人それぞれです。
真面目であることは重要ですが、全てに真剣に向き合う必要はありません。自分の受け取り方を工夫し、精神的な負担が大きくなり過ぎないよう、少し不真面目さを持つことも大切です。
仕事は社会貢献の一環です。自分だけでなく、周りの人を大切にし、自分にできることを精一杯提供して、共に社会を支えていきましょう。

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