FACULTY
都市環境学科
地元が青森県のため、青森から近くて大きな都市の大学を探しており、青森から近い都市として仙台か札幌でとても迷いました。その中で、工学的な面から土木と環境を学べることや北海道の大自然がフィールドということが魅力的で北海道工業大学に決めました。
河川で行う工事の際に、その環境にどんな生き物が生息しているか調査し、工事による影響があるかないか評価し、河川に棲む生き物の多様性が守られるように、魚道設置提案や多様な環境が保全されるよう努めています。また、主に小学生を対象とした河川の環境教育として、児童に川の楽しさや危なさなどを教える仕事もしています。
学生時代には、人が作るインフラなどの構造物についてのデザインや自然との関係について学びました。特に、工学的にGISを使用して自然環境を分析する手法については、社会人になってからも仕事で使っています。加えて、他の学科の人とも友達になれたことで今でも交流があり、色々な方向から意見を聞けたり、コミュニケーションをとることの大切さを実感しています。
私が提案したことがうまく伝わったことで、次の仕事に結びついた時には、うまくできたなと感じます。また、環境教育分野では、子供たちに笑顔で楽しかったと言ってもらえると、川の楽しさがうまく伝わったと実感でき、うれしくなります。
当面は、仕事と家庭を両立できるようにバランスを取って働いていきたいと思っています。そのためにも、新技術や思いついたアイデアは試してみて、少しでも効率よく仕事ができるように工夫しています。将来的には、河川に興味をもって携わる技術者が増えるように、河川の大切さや危険さなどを伝えて行ければと思います。「普通に水が飲めるありがたさ」、「水害により被害をうけない安心感」、「河川でたくさんのいきものに会える楽しさ」などは、当たり前にあるものではなく陰ながら頑張っている技術者がいることを知ってもらい、少しでも河川に興味を持ってくれるミライの技術者が増えることを期待して、今後も活動して行きたいと思います。
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