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卒業生インタビュー

都市環境学科

河川、生物、環境、天気、星空。自然を相手に、興味が次々とあふれだす。

  • 桂 愛永の写真
    桂 愛永 さん
    北海道後志総合振興局 小樽建設管理部共和出張所 都市環境学科2019年卒業 小樽桜陽高校出身

現在の仕事内容を教えてください。

私の勤める共和出張所には治水、漁港、道路、維持管理といった係があり、その中で治水に関する業務に携わっています。
主な仕事は工事の発注で、設計を担当するコンサルタント会社と施工を担当する建設会社の間に立ち工事を進めていきます。
現在はニセコ町の河川工事と蘭越町の砂防工事、泊村の急傾斜工事を担当しています。

学生時代の学びで役に立っていることは?

もともと生物や環境に興味があって、都市環境学科への進学を決めました。
都市環境学科は、現場を経験している先生方がおり、常に業界の今にアンテナを張っていて、現場の実情に照らし合わせた知識や技術を積極的に教えていただいたと感じています。
コンサルタント会社や建設会社に入社すると、改めて自社を知る意味で、もう一度基礎から学ぶことが多いように思いますが、それに比べて公務員としての仕事は、書類に目を通す業務が多く、実際の現場を確認することはありますが、工事過程の全てを見ることができる訳ではありません。
さらに、仕事を担当するうえでコンサルの知識と建設会社の知識の両方が、ある程度必要になります。
現場で全工程を見ることが難しいからこそ「知識を持っていること」がすごく大事で、大学で幅広く学べたことが今、公務員として働く自分の仕事にとても役立っていることを感じます。

仕事のどこのやりがいを感じますか?

河川や砂防を担当していますが、この仕事は、例えば「道路を作って暮らしが便利になった」という工事とは少し違っていて、やりがいを目で見て実感することは難しいのかも知れません。
でも最近、洪水や豪雨といった天災が増えていることを思うと、河道(かどう:河川の水が流れる部分)を広げることで、大雨などで引き起こされる災害を未然に防ぐことができる。そういう、人の命や暮らしを守る仕事に携われていることは、やりがいになっています。
河川の管理には災害の発生を防止する「治水」、河川を適切に利用する「利水」、そして河川の「環境」の3つが重要です。
後志管内を流れる尻別川という河川があるのですが、この川があまりにも綺麗で、治水対策の際に濁流を出さないように配慮しながら進めました。
河川の自然の営みを妨げないことも大切な仕事です。

これからの目標を教えてください。

公務員を目指す際に、開発局と北海道と市町村のどこに所属するかを悩む方もいると思います。
どの職場も魅力的ですが、開発局は一級河川を大きな規模で管理し、市町村はもっと地域に密着していて直接的なやりとりが多い職場。
北海道はそのちょうどその中間にあり、転勤が楽しめるなら良い職場だと思います。
北海道には大きな河川も支川もあり、何本もの支川が大きい河川にどう影響しているのかを考えながら、いろんな川を見ることができますし、エリアによって生態系が全く違うのでそれも楽しみのひとつです。
個人的には星も好きで、ここには満天の星空があり、天気の勉強もしたいですし、環境のこともまだまだ知りたい。
自然が好きな人には、たまらない職場だと感じています。

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