FACULTY
義肢装具学科
在学中に実習先としてお世話になった義肢を製作する会社の営業部に所属しています。義肢装具士として、病院や施設、個人宅へ出向き、医師の処方に沿って義肢や装具の型取り、適合、修理などを行っています。これまで困難や苦悩もありましたが、必要としている人のために、技術や知恵を提供する義肢装具士の仕事は天職だと感じています。
医療に携わる専門家として、医師や理学療法士と同様の観点で話しができるよう、解剖学など医療の基礎となる知識は学生時代から意識的に学びました。患者さんと直接会ったり、医師や理学療法士と相談したりしながら、細かな仕様を決めていく仕事なので、大学で学んだ知識はもちろん、アルバイトを通して身につけたコミュニケーション能力も役に立っていると思います。
進路を迷っていたとき、本学のパンフレットを見て、義肢装具士という仕事があることを知りました。将来の目標が見つかり、同じ志を持つ仲間に出会えたのが一番よかったこと。同級生とは卒業後もときどき連絡を取り合って情報交換しています。また、先生との距離が近く、勉強以外のことでも相談にのってもらえました。今でも大学祭に行ったり、先生を訪ねたりしています。
患者さんやその家族から感謝されるときです。女性の患者さんからは、「女性の義肢装具士さんに担当してもらえてよかった」というお言葉をいただくこともあります。女性らしい気遣いを大切に、患者さんはもちろん、医師や理学療法士など、一緒に働く人たちからも信頼される義肢装具士になれるよう、これからも努力していきたいと思っています。
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