進め。ありがとうが呼ぶ方へ。

地域創造学部
地域創造学科

北海道で生きる、たくさんの人。 たくさんの暮らし。たくさんのまち。 すべてとの出会いから、
私たちは学んでいきます。
キャンパスを飛び出し、人々とふれ合い、
生の声を聞く。
あたらしい視点、自分とちがう意見、 気づかなかった魅力に出会う。 そして自分なりの答えを、描いていく。 さあ、教室を飛び出して、
4年間で1,000人に出会おう。
その先の「ありがとう」に会いに行こう。 地域の価値を発見し、
さらに新しい価値を創り出す。
それが地域創造学部です。

地域創造学部 地域創造学科 手稲駅前新キャンパスに誕生

※現在設置構想中のため、内容は学部学科名称を含めて予定であり、計画変更の可能性があります。

DATA 01

北海道は、
課題先進地域。

北海道は、全国に先駆けて人口減少や少子高齢化が進む「課題先進地域」と呼ばれ、実際に日本全体より10年早く人口が減り始め、高齢化率も全国平均を上回っています。だからこそ、北海道内の企業が多く加入する北海道経済連合会では、「2050北海道ビジョン」を掲げ、北海道から新しい解決モデルを発信しようとしています。課題を抱える今こそ、未来を変える取り組みや、アクションが活発になりつつあります。

DATA 02

地域から、課題を
チャンスに変えていく。

一方で、北海道は地域おこし協力隊の受け入れ人数が令和6年度に1,307人と全国一位。豊かな自然や観光資源を生かし、「地域をよりよくしたい」と考える人々が多く集まっています。北海道は課題を抱えつつも、地域から課題解決を生み出せるポテンシャルを持つ土地です。こうした力を活かし、地域で課題解決を担う人材が今後ますます求められていくでしょう。

■都道府県別の地域おこし協力隊受入隊員数(上位5位を抜粋)

グラフ
令和6年度の受入隊員数1,307人

引用:令和6年度地域おこし協力隊の隊員数等について (2025年 総務省)より加工して作成

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊とは、都市部から地方に移住し、地域ブランドのPRや産業支援、住民サポートなどに取り組みながら定住を目指す制度です。任期は1〜3年で、国や自治体のサポートのもとで活動を展開し、終了後も約70%が地域に定着しています。令和6年度は全国で7,900人以上が観光や農林水産業、教育、医療、環境など幅広い分野で活躍しています。

4つの特色

FOUR FEATURES

FEATURE 01

地域に出かけて学ぶ「地域実習」

実際に地域に足を運び、魅力や課題を自分の目で見て、考える力を育てます。現場での体験を通して、地域のリアルを深く理解し、未来の地域づくりに役立てる力が身につきます。

FEATURE 02

「まちづくり」と
「ことづくり」を学ぶ

安全で暮らしやすい“まち“のかたちを考える「まちづくり」、地域の魅力や活動を生み出す「ことづくり」を学び、私たちの暮らしと幸せに直接つながる力を身につけます。地域の課題を解決したり、新しい価値を生み出したりできる人材に育っていきます。

FEATURE 03

文系でもICTを活用できる学び

文系学科でありながら、総合大学の強みを活かし、ICT(情報通信技術)を活用した講義やキャンパスライフを展開。デジタルスキルも自然に身につき、地域の課題解決にも活かせます。

FEATURE 04

アクセス良好な新キャンパスで、
地域へも軽やかに

JR手稲駅すぐの「手稲駅前キャンパス」で学びながら、地域への移動もスムーズ。都市と地域をつなぐフットワークの軽さが、学びの幅を広げ、地域との関わりを深めます。

地域創造の学び

LEARNING

キャンパスは、北海道全域。

道内の多様な地域とつながりながら、リアルな課題に挑戦できます。地元の自治体と協力し、地域の暮らしに根ざしたテーマを通じて、地域の“今”を学び、“未来”を描く力を育てます。教室を飛び出し、地域とともに歩む学びが、ここにあります。

1年次

地域の理解

地域社会に関する知識や調査のスキルなど、学びの基礎を身につけ、2年次からの実践につなげます。

2年次

地域の観察

道内各地の先進事例を見学。現地で視察、ヒアリングを行い、各地の取り組みや課題を理解、考察します。

3年次

地域の探索

グループ単位で現地に赴き、地域資源を活用した振興策や課題解決に向けたアイデアを検討します。

4年次

地域の課題

現地に2〜3週間滞在。各自テーマを持って現地の人々と活動を共にしながら自分の答えを模索します。

会った人の分だけ、強くなる。
CBLという学びの手法。

CBL(Community-Based Learning)は、「地域課題解決型学習」とも呼ばれる、少し特別な学びのスタイルです。教室の外に出て、地域の人たちと一緒に、リアルな課題に向き合いながら学んでいく――そんな体験型の探求学習です。CBLでは、「正解を覚える」よりも「自分で考える」ことが大切。北海道の各地域を題材に、自治体や企業、地域の人と話し合い、仲間と協力しながら、課題を見つけ、解決策を考えていきます。体験的に学ぶ中で、自分の意見を伝える力、チームで動く力、そして社会を見る目を育てます。CBLは、地域社会と教育をつなぐ架け橋となる学習方法です。

北海道科学大学で行ったCBL実践例

「ソーシャル×散走」企画コンテストへの参画

散走とは、自転車で散歩するように価値あるモノ・コトを巡り、その場所・その時間ならではの出会いや発見を楽しむこと。2022年度より毎年、余市・当別・栗山・倶知安をフィールドに、文化歴史、景観、人など多様な地域資源と触れ合う企画を考案。全国コンテストでは、持続可能な地域社会を育む企画として高い評価を受けています。

地域資源を活用した商品開発

北海道の地域資源である白樺を活用した商品を地域企業と開発中。薬学部・工学部と協働して白樺木材から高濃度アルコールを抽出する手法を開発し、特許申請。同様に北海道には可能性を秘めた地域資源があり、学生とともに道内各地の木材をはじめとした地域資源の探索と商品化に向けた検討を続けています。

「オリジナル防災マップ」を住民とともに

地域での防災意識の向上を目的に、学生がコーディネーターとなり地域の子ども・大人たちを巻き込んだ「防災まち歩き」を実施。防災のためにはインフラの整備だけではなく、地域の暮らしや文化まで配慮したソフト面の整備が重要だと考え、地域住民と膝を交え、自分たちのための防災マップ制作を、住民とともに行いました。

学べる分野

FIELD OF STUDY

「人と人とのつながり」や「社会のしくみ」を探る社会学。「お金の流れ」や「人々の選択」を読み解く経済学。そして、地域の魅力や資源を活かしながら、よりよい社会をつくっていくための考え方や取り組みを学ぶ「まちづくり」と「ことづくり」。これらの分野を学ぶことで、地域活性化や持続可能なまちづくりに向けた、実践的な解決策を考える力が身につきます。

社会学分野

  • 地域社会
  • コミュニティ
  • NPO
  • 市民活動
  • 多文化共生
  • 社会調査

経済学分野

  • 地域経済
  • 産業振興
  • 観光
  • 商工業
  • 地方財政
  • 統計分析
  • マーケティング

学びのテーマ

地域創造とは、地域をもっと元気にするためのアイデアを考え、実際に行動へつなげていくことです。
そのために「まちづくり」と「ことづくり」の両面から学びを深めます。

まちづくり

都市の環境、景観、交通、住宅、公園緑地、都市設計、防災、インフラなどを理解し、地域の実情に合った都市デザインを学びます。移住や空き家の活用などのハード(まち)の観点から地域活性化に貢献できるような知識・手法を身に付けます。

都市計画

モビリティ

防災

コミュニティ

ことづくり

マーケティング、商品企画、販売流通、広告、文化、資源の(再)発見、企業経営、を学びます。地域のブランディングや広報、魅力的なイベント、地域産業や企業経営の視点など、ソフト(こと)の観点から地域活性化や地域の新たな価値創造の発想力を身につけます。

地域政策

マーケティング

地域資源

価値創造

キャリアイメージ

CAREER

想定される職業

プロジェクトや商品開発、まちづくりの企画運営など、アイデアが必要な仕事はどんな業種でも!

地域で活躍

自治体やNPO法人等の団体職員となり、地域の課題解決に向けアイデアあふれる人材になる。

就職先例

国家・地方公務員/まちづくり会社/NPOなど非営利団体/地域おこし協力隊

企業で活躍

企画職、マネジメント職につき、商品開発、イベントやプロジェクトの企画・運営に携わる。

就職先例

商品などの流通・販売企業/地方金融機関/広告代理店/イベント会社/旅行会社/交通・運輸関連(鉄道、航空会社など)/インフラ関連(電力、ガス会社など)

求める人物像

地域や人とのつながりを大切にし、好奇心を持って挑戦できる。
そんなあなたが、活躍できる学びです。

あなたの“好き”が
地域に活かせる!

  • 活動的、好奇心旺盛
  • 探究学習が楽しく、やりがいがあった
  • ボランティア活動に参加したことがある
  • SNSで好きなことをよくシェアする
  • 旅行が大好きで、お土産選びにワクワク
  • 地元で就職したい、地元をなんとかしたい
  • 北海道が大好き
  • 地元をより良くしたい、魅力を発信したい
  • 新しいビジネスを考えてみたい
  • 知的好奇心と五感を使って学びたい
  • 大学生活を通してプロジェクトに打ち込みたい
  • コミュニケーション力を高めたい

取得学位

学士(地域創造学)

入学定員

75

学費(予定)

入学金(初年度のみ)
200,000
授業料
1,150,000
その他 経費
初年度 62,300 2年次以降 15,800
学費(年額)
初年度 1,412,300 2年次以降 1,165,800

スカラーシップ制度

本学独自の
特待生制度

返還義務
なし

申し込み
不要

一般選抜[前期]・一般選抜(大学入学共通テスト利用選抜)[前期]で優秀な成績を収めた合格者を対象に、学費を減免する本学独自の特待生制度です。スカラーシップ生の対象となる得点率の目安は80%程度以上であり、S・A・Bの区分については学科ごとに判定いたします。

  • ⚫︎ 対象:一般選抜[前期] または 一般選抜(大学入学共通テスト利用選抜)[前期]の合格者(各学科入学定員の10%以内)
  • ⚫︎ 減免期間:修業年限以内
  • ⚫︎ 免除内容:S/全額免除、A/半額免除、B/年額25万円免除

各種奨学金、支援制度について詳しく知る

地域創造学部では、「幅広い教養基盤に支えられた豊かな人間性や社会性と高い職業観、生涯にわたり自発的な学習に取り組む態度を身に付けて、地域の特性や多様性の理解のもと、地域と地域の資源の在り方についての見方や考え方を働かせ、資源の活用による地域の魅力を高めるための諸課題を追究したり解決する活動を通して、地域振興や地域活性化に貢献できる人材」を養成する。