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機械工学科の授業「フレッシュマンセミナー」でウィンドカーコンテストが開催されました

機械工学科の授業「フレッシュマンセミナー」で、ウィンドカーコンテストが開催されました。ウィンドカーとは、風の力のみで、風に向かって(逆らって)走る車のことです。

コンテストでは、学生が16チームに分かれウィンドカーの製作に取り組みます。

与えられたミッションは、他社を凌駕する魅力的なウィンドカーを開発すること。チームを1つの会社に見立て、ウィンドカーの製品開発に挑みます。

評価は下記3つの観点で行われ、総合力で優劣を競い合います。

  1. 高速性能の評価(一定の距離を進むタイムを計測)

  2. コスト評価(開発設計、試作、評価試験等に有した全てのコストを評価)

  3. 営業力評価(ポスターを制作しプレゼン)

ウィンドカーの完成がゴールではなく、企業における製品開発さながらに販売を念頭に置いたコスト計算や営業戦略まで、各チーム知識・技能のみならず、どれだけ魅力的なPRができるかプレゼン能力も試される内容となっています。

2022年7月7日(木) ~公式タイムトライアル~

各チームの製作したウィンドカーの走行タイムの計測が行われました。「理論上で速く走るはず!」と意気込むも、全く進まないチームや、はじめは順調に走行していたものの、失速してしまうなど、なかなか上手く行かないチームが続出。各チームは、走行テストでの結果を踏まえ、改良を加えながら完成形を目指します。

2022年7月14日(木)~ポスタープレゼン~

製作したウィンドカーのプレゼンが行われました。発表の持ち時間は5分、自分たちの班も含め相互評価(10点満点)を行います。
各チームのプレゼンでは、会社名やウィンドカーの製品名がユニークなチームや、デザインにこだわりを見せたチームなど、オリジナリティに溢れる製品ピーアールが行われました。
質疑応答では、コストや走行タイムに関する鋭い質問など、活発に製品PRが繰り広げられました。

2022年7月21日(木)~表彰式!!~

優秀賞に輝いたのは、13班「有限会社TAJIMA」爆速ウインドカー!!、次いで2位に16班「株式会社Chiver」逆走ウルフ、3位は15班「泰世建設」バキュームカーの3チームに表彰状が贈られました。

1位有限会社TAJIMA
株式会社Chiver
泰世建設

工夫凝らし改良を重ねたウィンドカーは、どのチームの作品もとても素晴らしいものでした。

ウィンドカーの製作、コスト管理、プレゼンと、チーム一丸となって取り組むことで、「ものづくり」新たな面白さ、魅力に気づくきっかけとなる授業になったのではないでしょうか。