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お知らせ

2021年10月27日

国際交流委員会メールマガジン Vol.2

みなさん、こんにちは。国際交流委員会です。
教職員の皆様に異文化を身近に感じていただくことを目的に発行してきた「国際交流委員会メールマガジン」を、
WEBページでお届けします!不定期に掲載する予定です。
コーヒー片手に気軽に読んでいただけると嬉しいです。

コーナー①「わたしの異文化体験」

国際交流委員や学科の先生方の異文化体験について語っていただくコーナーです。
今回は都市環境学科の今野先生が担当します。

大学の教員海外研修制度で、20124月から約1年間、ドイツに滞在することができました。
お世話になったのは、カールスルーエ工科大学。

そこでは、多くの学びと気づきがありました。
その内、“二番目”に大きな気づきは、いかに自分が日本のことを知らないかということでした。
ある日、友人(ドイツ人)に“Five rings”って知ってるか?と聞かれました。
何のことか分からず聞き返すと、宮本武蔵の五輪書のことで、ドイツ語版を差し出され、
良い本だから読んだ方がいいよ、と言われました。
当然帰国後、買って読みました。ついでに、現代語版の古事記も買って読みました。
古事記を読んだことありますか?日本の成り立ちが分かる、とても興味深い書物です。メチャクチャ面白いです。
ただし、映画だとR指定確実なバイオレンスを含んでいますので、読まれる際にはご注意ください。
ちなみに一番目の気づきは、ここに書ききれませんので、ご興味があればお声がけください。

 (都市環境学科 今野克幸)

コーナー②「留学生の声」

留学生にキャンパスライフについてインタビューをしました。
今回は義肢装具学科のトルキ・セッジークさんにお話しをききました。

Q.北海道科学大学を選んだ理由はなんですか
義肢装具学を専門に学べる大学なので、北海道科学大学に入学しました。

 Q.どのような勉強をしていますか
義肢装具を通じて、どうすれば障がいのある方が生活しやすくなるかを学んでいます。
患者さんの体の型を元に石膏モデルを作り、プラスチックを成型して義肢装具を作成するのは難しいですが、
手を動かすことが好きなので実習は楽しいです。
義肢装具の作成方法だけではなく、患者さんとのコミュニケーションについても勉強しています。

 Q.学生生活について教えてください
勉強以外では、柔道部で活動しています。
今はコロナウイルス感染症のため部活動はできないので、毎日ジムで2時間トレーニングをしています。
柔道は6才の頃から始めていて、大好きなスポーツです。

Q.日本に来てびっくりしたことはありますか
東京の日本語学校に通っていた時、ラッシュアワーの満員電車に驚きました。
駅員さんに体をぎゅうぎゅう押し込まれました!
サウジアラビアで日本のアニメを観ていたので、日本の文化に驚くことはあまりありませんでした。

Q日本の好きなところはどこですか
四季があるところです。特に冬が好きで、スキーへ行ったりします。
サウジアラビアは夏の気温は約50℃、冬でも最低気温は20℃あってとても暑いです。
日本の食べ物は牛丼が好物です。たい焼きやお餅もおいしいですね。

Q.将来の夢を教えてください
東京2020オリンピックの柔道の試合を観て、ますます本気で柔道に取り組みたいと感じました。
いつか柔道選手としてオリンピックに出場したいと思っています。
また、日本で博士号をとって、サウジアラビアに戻り義肢装具学の教員になりたいと考えています。

コーナー③「国際交流委員会活動報告」

国際交流委員会のイベント活動報告です。

8月18日()~31日()の10日間でオンライン研修「異文化体験プログラムwithベトナム」を実施しました。
新型コロナウイルス感染収束が見通せないことから、今年度初めてオンライン海外研修の企画・実施となりました。

工学部、保健医療学部、薬学部、未来デザイン学部、工学研究科から14名の学生が参加しました。

参加学生は、前半4日間はマンツーマンの英語研修を受け、後半6日間はベトナムの大学の教師及び現地学生バディと共に
クッキングカルチャー講座やグループワーク、プレゼン発表を行いました。

実施後のアンケート結果では、グループワークが最も印象に残った活動との回答が多くあり、英語での話し合い、
プレゼンテーション発表の経験はもちろんのこと、互いの言語や文化、歴史についての意見交換もあり、
より海外に興味を持つきっかけになったようです。

研修後もLINEでバディと連絡をとっている学生もいるそうです。

今後も継続してこのような研修プログラムを実施していきたいと思います。

編集後記

先日、旭岳へ行きました。
姿見の池付近はもう紅葉が終わっていましたが、山頂の雪とのコントラストがとてもきれいでした。
散策路はけっこうな急斜面と岩石で、一回りした後にはすっかり疲れ果ててしまいました。
運動不足を痛感している秋です。

 (学生課 沼田 優子)