機械工学科 齋藤教授の研究が一般社団法人 日本溶接協会の「2023年度 次世代を担う研究者助成事業」に採択されました
一般社団法人 日本溶接協会が公募する「2023年度 次世代を担う研究者助成事業」に、本学機械工学科・寒地先端材料研究所(LAM)研究員の齋藤繁教授の研究が採択されました。2018、2021年度に続き、3回目の採択となりました。
2023年度 次世代を担う研究者助成事業
- 学科 機械工学科
- 研究担当者 齋藤 繁
- 研究題目 溶接シミュレータを用いた溶接技能者早期育成ツールの創出
- 採択機関 一般社団法人 日本溶接協会
- 研究期間 2023年4月1日~2024年4月1日
- 採択日 2022年12月23日
- 研究の概要
溶接とは、金属などの材料同士を熱や圧力を加えて一体化する(つなげる)方法の一つで、ものづくりにはなくてはならない技術です。食料品やパルプ・紙加工品などの生産機械の製造や保守には溶接技術が不可欠であり、溶接ロボットを活用した溶接工程の自動化・省人化が進んでいますが、自動溶接や溶接ロボットが適用できない場合もあり、熟練溶接技能者の技能伝承方法が課題となっているのが現状です。
本研究で導入する溶接シミュレータは、一般的な溶接技術の技能訓練が行われるように設計されており、バーチャル上での溶接時には現実の溶接に近い溶接音が出力され、実際に溶接を行っているような感覚で訓練できます。本研究では、「従来の溶接技能訓練」から「溶接シミュレータを用いた溶接技能訓練」への転換を目指し、溶接シミュレータ(VR)を用いて溶接技能者を早期に育成するツールを創出することを目的とします。
齋藤教授は、溶接技能者評価員および北海道地区溶接技術検定委員会委員としても、溶接技能者評価試験における実技試験への検定立会、試験運営に携わっています。
興味のある方は、齋藤繁教授までご連絡ください。
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