札幌市手稲区稲苑大学で本学教員が講師を務めました
2022年9月7日(水)、札幌市手稲区役所にて開催された札幌市手稲区主催「稲苑大学」において、本学薬学科の山下美妃教授が講師を務めました。
「稲苑大学」とは、手稲区在住の高齢者(65歳以上)を対象とした札幌市主催の高齢者教室です。
積極的な社会参加をはかり知識と教養を高めることを目的として実施されています。
今回は、薬学科の山下美妃教授が「くすりの正しい使い方」というテーマで講師を務めました。

前半では、国民医療費と調剤費の推移や、処方されたくすりが正しく使用されていない現状について実例を交えて解説をしました。
後半は「飲み忘れた時はどうしたらいいのか」「水以外の飲み物で飲んでもいいのか」といったくすりにまつわる身近な疑問と、自己判断の危険性について解説をしました。
「こんな経験ありませんか?」という山下教授の問いかけに、受講者は「あるある」と挙手したり頷きながら聞き入っている様子でした。


また、最後には「薬剤師」という職業について紹介しました。
2011年の東北地方太平洋沖地震で現地に赴き、調剤支援や被災者の健康維持に携わった自身の経験を実例として挙げ、薬剤師がくすりの調剤だけではなく国民の生活に寄り添う身近な存在であることをお話しました。


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