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お知らせ

石狩市ものづくり企業見学の成果発表会を実施しました

11月28日(月)、本学A棟A303講義室において、石狩市ものづくり企業見学の成果発表会を行いました。

機械加工実習Ⅰの授業の一環として「石狩市ものづくり企業見学・交流会」を実施しました。この取り組みは2018年度、文科省による「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(略称:COC+)としてスタートし、2020年度からは石狩商工会議所と北海道科学大学の共催で継続実施しているものです。

この石狩商工会議所との連携授業の取り組みは、今年度で5回目を迎え、今回は機械工学科1年生83名が参加しました。

企業の方々を招いて成果発表会を開催

機械加工実習Ⅰの授業では、機械材料の基礎などの講義をはじめ、機械加工実習では、実際に旋盤加工や手仕上げ加工などの図面を確認しながら種々の加工法を学ぶ授業を展開しています。また、グループワークによる石狩地区ものづくり企業への企業見学を行っています。

見学先企業の事前調査及び当日の見学結果をまとめ、成果発表会を実施しました。
各グループで発表をすることで、実際に訪問した企業以外の情報も共有することを目的としています。

ものづくり企業の現場を体感

グループごとに、見学先の企業理念や歴史、各社の強み・特長や、実際に見学した装置や簡単な作業などの体験など、実際の企業の現場で触れて、感じたことをまとめ、発表を行いました。
講義での座学だけでは、学ぶことができない体験や働く企業の方々の姿に、学生たちは新鮮な感動を覚えているようでした。

発表の中で「今まで知らなかった身近な製品に深く関わっていることが分かった」「システムや設備だけではなく、職人の技術のスゴさを感じることができた」という学生の声が聞かれ、充実した表情を見せていました。

成果発表会には、見学先企業の皆様にもご参加いただき、発表終了後には各グループへ講評をいただきました。
「良くまとめられている」「製品の製造過程や使用機器などについて詳細に調べられている」などの感想もいただき学生たちにとって励みとなったのではないでしょうか。

就業意識の変化のきっかけに

最後に石狩商工会議所 工業部会の秋枝征典部会長から挨拶があり、「有能な人材を求める地元企業の認知度の向上や、ものづくり企業への理解を深めることにより、就職活動に向けて選択の機会を広げるきっかけになることを期待しています。また、学生・企業間の交流を深め、今後も有意義な見学会を継続していきたい。」と締めくくられました。

ものづくり企業の現場の空気や社内の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会となったのではないでしょうか。