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過去のお知らせ

    2021年3月24日

    2020年度病態・薬物治療フォローアップ講座を実施しました

    2020年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、10月3日(土) 第1回「統合失調症」、11月7日(土) 第2回「脳卒中」 、11月28日(土) 第3回「がん(消化器)」、2021年1月9日 (土) 第4回「妊婦・授乳婦における薬物治療」、2月6日 (土) 第5回「ウイルス性肝炎」、2月27日 (土) 第6回「喘息」の全6回を本学メディアスタジオよりライブ配信にて病態・薬物治療フォローアップ講座を開催しました。また、後日に、各講座は録画配信されました。

     

     

    〇第1回「統合失調症」

     

     

     

    講師として、北海道大学大学院医学研究院 神経病態学分野精神医学教室 橋本 直樹先生、北海道大学病院 精神科神経科 石川 修平先生にご講演いただきました。

    橋本 直樹先生には、統合失調症の疫学から、病態、そして、現状を踏まえ、どのように治療していくかをわかりやすく講義していただきました。

    石川 修平先生は、それぞれの薬物の特徴を述べ、効果的な使用法を体験談とともに説明していただきました。

    申込者数は、159名、講座で学習したことを現場で実践し、その結果をふり返る「ポートフォリオ」の提出数は、118名でした。

     

    〇第2回「脳卒中」

     

     

     

    講師として、社会医療法人医仁会 中村記念病院 脳神経外科 脳卒中センター 上山 憲司先生、社会医療法人医仁会 中村記念病院 薬剤部 武田 龍馬先生にご講演いただきました。

    上山 憲司先生には、脳卒中の二次予防において最も重要な血圧管理についてご講演していただきました。歴史上の武将にも言及されて、とても興味深い内容でした。

    また、武田 龍馬先生には、治療に用いられる薬物、ひとつ一つを丁寧に解説していただきました。

    申込者数は、179名、講座で学習したことを現場で実践し、その結果をふり返る「ポートフォリオ」の提出数は、132名でした。

     

    〇第3回「がん(消化器)」

     

     

     

    講師として、国立病院機構 北海道がんセンター 消化器内科・外来化学療法センター 佐川 保先生、国立病院機構 北海道がんセンター 薬剤部 がん専門薬剤師/緩和薬物療法認定薬剤師 深井 雄太先生にご講演いただきました。

    佐川 保先生には、食道癌、胃癌、大腸癌を順に説明していただきました。特に治療では、免疫チェックポイント阻害薬について豊富なデータを示されて講義していただきました。

    深井 雄太先生には、薬物の副作用について、どのような支持療法が有効か実例を示しながら説明していただきました。

    申込者数は、180名、講座で学習したことを現場で実践し、その結果をふり返る「ポートフォリオ」の提出数は、104名でした。

     

    〇第4回「妊婦・授乳婦における薬物治療」

     

     

     

    講師として、北海道大学 産科 能代 究先生、北海道大学病院薬剤部 妊婦・授乳婦専門薬剤師 西村 あや子先生にご講演いただきました。

    能代 究先生には、妊娠の成立から妊娠に関わる基本的な産科領域の知識を基本からわかりやすく説明していただきました。

    西村 あや子先生には、「周産期領域において薬剤師はなにができるか」のタイトルで、日常業務で医薬品を妊婦、授乳婦に投与する時の注意点とその対応を述べていただきました。

    申込者数は、209名、講座で学習したことを現場で実践し、その結果をふり返る「ポートフォリオ」の提出数は、136名でした。

     

    〇第5回「ウイルス性肝炎」

     

     

     

    講師として、手稲渓仁会病院 副院長 消化器病センター 辻 邦彦先生、手稲渓仁会病院 薬剤部 医薬品情報室担当薬剤師 藤田 大智先生にご講演いただきました。

    辻 邦彦先生は、消化器病センターでのデータを提示され、その後、肝癌について病態から治療薬まで詳細に説明されていました。

    藤田 大智先生には、B型、C型肝炎の抗ウイルス薬の変遷から始まり、治療のゴールを示されながら各薬物の特徴を説明していただきました。

    申込者数は、188名、講座で学習したことを現場で実践し、その結果をふり返る「ポートフォリオ」の提出数は、112名でした。

     

    〇第6回「喘息」

     

     

     

    講師として、札幌南三条病院 呼吸器内科 本田 泰人先生、札幌南三条病院 薬剤部 初山 多恵先生にご講演いただきました。

    本田 泰人先生には、臨床特性と炎症表現の多様性についての解析をとおして喘息を診断、治療についてポイントを示しながら解説していただきました。

    初山 多恵先生は、薬剤毎に異なるデバイスの特徴と、さらに、どのように患者に説明するかを丁寧に解説していただきました。

    申込者数は、198名でした。

     

    2021年度病態・薬物治療フォローアップ講座もインターネット受講のみの開催となります。

    興味を持ったら・・・
    薬剤師生涯学習センター