【特集 遠隔授業】看護学科 ~信頼関係と最新設備で学生の実習を支える~
本学では5月11日(月)より遠隔授業を実施しています。
本稿では本学の特色ある遠隔授業について紹介します。
今回は看護学科の秋原志穂教授、武田かおり講師ら教員が担当する、成人看護学実習Ⅱについて紹介します。
成人看護学実習Ⅱでは、本来は学生が病院に直接赴き、3週間の病院実習を行います。
今回、病院を訪れての実習が不可能となったため、極力この実習をオンラインで再現できるよう検討し、1.5週間にわたる遠隔実習および1.5週間の学内実習が実施されました。
[実際の実習]
・患者事例について看護を行うのに必要な看護計画を立て、1.5週の実習を展開する。
・学生は看護計画及び実際の看護内容を考え、教員と実習インストラクターから指導を受ける。
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[遠隔実習]
・実際の入院患者情報を基に、事例患者さんのデータとイラストを作成。
・学生は自宅にいて、事例の患者さんに対して行う看護の計画を毎日立案し、その内容に対して教員と実習インストラクターが指導を行う。
・1.5週間のうち1日だけ、事例の患者さんと対話する日を設ける(事例の患者さんのため、声は患者役が担当)。
作成した事例の患者さんのイラスト
遠隔で指導を行う実習イラストラクター
事例の患者さんの声を担当する患者役
学生にとっては、これまで紙面上の事例でしか見ていなかった患者さんと、実際に対話を行うことによって一気にリアルに感じられます。
また対話後にも実習インストラクターから実際のコミュニケーション内容について指導を受けることができます。
この遠隔実習は、これまで病院実習でお世話になっていた病院の協力、看護師として豊かな経験を持つ実習インストラクター、声を担当してくれた患者役の看護師さんなど、皆様の協力があって成り立っています。
学生にとっては本来の実習と遜色ない体験ができているのではないでしょうか。
看護学科 秋原 志穂先生 武田かおり先生 |
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