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2020年7月13日

メディアデザイン学科授業「クリエイティブディレクションIII」では地域における価値創造型 PBL授業を展開しています

未来デザイン学部メディアデザイン学科の授業「クリエイティブディレクションIII」では学部3年を対象に、地域と大学生の接点を創出するための授業課題を設定しています。

 

 

第一課題(第2回〜第9回)では、本学独自の組織横断型活動推進プロジェクト(+PIT)のひとつ「手稲歩く観光・教育研修ルート創造プロジェクト」の一環として、本学学生をターゲット想定した「HUSpectacle(手稲の光景づくり)」の企画立案を行いました。

実施場所は、本学徒歩圏にある都市公園「前田森林公園」で、公園内のカナール運河とその展望スペースからみる手稲エリアのシンボル手稲山の「ビスタ景観」に着目しました。ご近所とはいえ(そしてさらにこ のコロナ禍で)なかなか学生たちが立ち寄ることのないパブリックスペースについて、遠隔授業の前半では、公園を管理する札幌市公園緑化協会から資料提供をいただくなどして現在までの公園のあり方について理解を深めました。

また、芸術分野で多数のワークショップを実践されている札幌市在住のアーティスト・冨田哲司氏にゲスト講演いただき、特定の場所の(サイトスペシフィックな)読み取りと、他者協働して何かひとつを成し遂げる楽しさについてアドバイスをいただきました。最終プレゼンは、7月2日(木)に実施しました。冨田氏にも再参加いただき、履修生より提出された企画書全25案のうち7案について口頭発表してもらいました。

 

 

 

現在、履修生は第二課題(第10回〜第15回)に取り組んでいます。

課題内容は、これまでも当学科の課題出題にご協力いただいている「札幌オリンピックミュージアム(株式会社札幌振興公社)」における、展示物やワークショップ企画など新たなミュージアム・コンテンツの企画提案です。

去る7月4日(土)には同ミュージアムの学芸主任・山谷和正氏に遠隔参加いただき、平成29年度より札幌市の小学三年生を対象に実施されている札幌市独自のオリンピック・パラリンピック教育に関して話題提供をいただきました。また、履修生は、スポーツ学芸員という仕事、2020東京や2030札幌招致への若者の関心、この6月にリニューアルしたばかりの別館アネックス、ウィズコロナのミュージアム鑑賞など、様々なトピックに触れました。

 

  

 

今後も授業等を通じて、本学学生ひとりひとりにとって、大学拠点である札幌・手稲エリアの潜在的な地域資源が「自分ごと」になるきっかけを提供していきたいと考えています。ご協力いただいている関係各位に改めまして感謝申し上げます。

興味を持ったら・・・
+PIT 北海道科学大学組織横断型活動推進プロジェクト 前田森林公園 冨田哲司(アーティスト) 札幌オリンピックミュージアム