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【特集 遠隔授業】電気電子工学科 ~20年の準備期間を経て。授業を自宅に完全再現~

本学では5月11日(月)より遠隔授業を実施しています。

本稿では本学の特色ある遠隔授業について紹介します。

今回は電気電子工学科の紹介です。

 

電気電子工学科では、基板(ブレッドボード)に各種の電子回路を組み立て、その電気的特性を測定する実験を行っています。

 

実験回路の組み立てや測定は、実際に学生自身の手で回路を組み立てたり測定器を操作したりしながら理解することが重要であるため、通常時は、本学F棟(工学部棟)の実験室を用い、教員の手元を資料提示装置を使ってFullHD画質で撮影し、その映像を学生が各机に設置されたモニターで見ながら実験を進めることが出来る仕組みを活用して実習を行っていました。

 

この仕組みは"新まねび・システム"と呼ばれ、佐々木正巳教授は1990年代から順に整備を進めてきました。

 

今回、遠隔授業となりましたが、この"新まねび・システム"をそのまま活用し、学生に事前にモバイル型総合計測ツールと電子部品を配付し、教員の手元を撮影した映像をオンラインでリアルタイムに見ながら学生が自宅で実験できる環境を整えました。

 

 

 

遠隔授業は、佐々木正巳教授と、村口正和准教授の2名体制で行われ、主に佐々木先生が解説と実験方法について動作を交えながら口頭で伝え、村口先生がチャットを利用して佐々木先生が口頭で説明したことの要点のまとめや、学生からの質問に答える等のフォローを担当しました。

 

 

電気電子工学科では同システムを使い、板書も黒板ではなく、通常の用紙に書き込みながらその様子を資料提示装置で撮影、配信することによって代替しています。

興味を持ったら・・・
電気電子工学科  佐々木正巳先生  村口正和先生