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薬学科丁野純男教授の研究が秋山記念生命科学振興財団の「研究助成<一般>」に採択されました

公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団が公募する「研究助成<一般>」に本学薬学科・北の大地ライフサイエンス創生研究所所長の丁野純男教授の研究が採択となりました。

 

採択課題名:アニサキス体表面の防御機構を突破する駆虫薬デリバリーシステムの創製

https://www.akiyama-foundation.org/news/4063.html

 

サケ、タラやサンマなど、日常的に食される約130種以上の魚からアニサキス (寄生虫)が検出されており、これらの魚を生食することでアニサキスの感染リスクが大きくなります。アニサキスが胃壁に感染することで、激烈な胃痛や嘔吐などを引き起こしますが、このアニサキスは虫体の表面に薬物に対する特殊な防御構造を持つため、駆虫剤は未だ開発されていません。

 

丁野教授は薬物を体内の特定部位に送達させることで優れた薬効を得るための投与形態であるドラッグデリバリーシステム(DDS)の創製研究を精力的に行なってきました。

そして、今回の研究では、アニサキス感染の予防、治療を目指したDDSの創製を目標としています。

 

漁獲量日本一を誇る北海道において、魚の生食の安全性を高めることは、北海道産業の活性化にも繋がります。

本学では、今後より一層研究を推進し、社会貢献を目指していきます。

興味を持ったら・・・
 丁野純男先生 北の大地ライフサイエンス創生研究所