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2020年2月13日

地域共創プログラミングワークショップを実施しました

2020年2月8日、北海道科学大学F314実験室にて電気電子工学科木村尚仁教授と同学科アシスタント学生による地域共創プログラミングワークショップを行いました。

 

 

昨年12月中に実施した、地域共創プログラミングワークショップ 第1ステージ <網走会場>、<猿払会場>に引き続き、今回は北海道科学大学を会場として<札幌会場>を実施しました。これが当ワークショップ第1ステージの締めくくりとなりました。

(網走会場ついてはこちら、猿払会場についてはこちら)

 

『クラウドキャンパス』プロジェクトは、電気電子工学科木村尚仁教授が今年度に正式に活動を開始したもので、北海道全域を仮想的なキャンパスに見立て、北海道一体となって地域の活性化、イノベーションに取り組んでいけるような人材育成に取り組むことをめざしています。このプロジェクトは、本法人の+PITにも採択されたテーマのひとつです。これまでに実施してきた科学啓発活動の経験と実績をもとにして,、STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics)教育をベースとした地域の皆様との「共育」により、誰も取り残さない創造的な学びの場をICTを活用しながら道内すべての人に届ける環境整備を進めていきます。

(『クラウドキャンパス』プロジェクトについてはこちら

 

「地域共創プログラミングワークショップ」は,このプロジェクトでこれからのモデルケースとなるメインの企画。このワークショップは第1ステージと第2ステージの2部構成。第1ステージでは、道内の各地域において、子供達とその地の魅力をピックアップし、Scratchを使ってそれを紹介するクイズゲームを作ります。 第2ステージでは,各地を遠隔コミュニケーションシステムを使って繋ぎ、リアルタイムでお互いのクイズゲームを紹介しあって交流を行います。

(地域共創プログラミングワークショップについてはこちら

 

 講座の初めにアイスブレイクとして、子供達とスタッフ全員で輪になって、「札幌(あるいは近郊、道内)で、いま行きたいところ」を言い添えて順番に自己紹介をしました。

 

その後、本講座のテーマ『札幌の魅力を知ってもらうための自分オリジナルのクイズゲーム作品を作る!』 を説明。次いで、現代社会におけるプログラムの役割、プログラミング教育がなぜ必要かについて、解説を行いました。

 

 

パソコンの基本操作から始め、一緒にパソコンを実際に使いながら、Scratchでの基本的なプログラム作成・実行方法についてスプライト(Scratchでのキャラクターのこと)を様々に動かし、喋らせ、音をつけ、背景を設置するやり方を実際に作業しながら学んで行きます。その間スタッフがそれぞれの子の様子を見ながら手を出しすぎないようにしながらもしっかりとサポートしていきます。

 

 

続いてクイズのお題作りに取りかかります。クイズにすることを考えずに、札幌の特長や魅力を各自で付箋紙にどんどん書き出してもらいます。 次に、書き出した内からクイズになるネタをピックアップし、問題文と答えの選択肢3つ程度を作成する作業に取り掛かります。あらかじめ配付したワークシートに問題文、選択肢文用の欄を用意しておき、そこに記入していきます。

 

そして札幌の魅力を知ってもらうためのクイズゲームの作成に取り掛かります。あらかじめ全体の手順の流れを説明した上で作業の様子をプロジェクタに映しながら、基本的には真似をしてもらいつつ、自分の好きなスプライト(キャラクター)を使って、メインキャラクターが問題を話し(画面上で吹き出しに書くということ)、サブキャラクターが正解を含む選択肢を話す、各キャラクターをクリックしたときの反応を自分の好きなように設定すというプログラムを作っていきます。

まずは「効果」を入れずにシンプルなベースとなるプログラムを作ります。途中でも実行しながら、ちゃんと動くかどうか確かめながら作業を進めていきます。 ベース作品ができあがったことを確認し、その上で効果音、動き、背景を順番に付けていきます。

 

 

ゲームクイズプログラム作品完成後には、お互いにテーブルを回って見せあって楽しみました。

 

この「地域共創プログラミングワークショップ」の次は網走、猿払、札幌を結んでの第2ステージの実施に続きます。さらにまた、このような取り組みは次年度に向けても継続して実施していくつもりです。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

興味を持ったら・・・
木村尚仁先生 電気電子工学科 北方地域社会研究所