第1回スキルアップ講座を終えて

2019年7月21日（日）北海道科学大学にて、薬剤師生涯学習における薬剤師スキルアップ講座「薬剤師のためのフィジカルアセスメント～ベーシックコース（基礎から習得コース）～」が実施されました。少人数で密度の濃い講習となりました。

 

 

講座では、開始時にニーズ・期待・目標を受講者間で共有し、特に血圧の測定原理を理解し、測定手技を確実にすることを目標として実施しました。シミュレータを用いて受講者自身が自信を持って血圧測定できるよう様々な血圧設定で測定した後に、受講者間で血圧の相互測定が行われました。

 

 

午後からは、国際医療福祉大学医学部の石川和信先生の講義により薬剤師が行うフィジカルアセスメントの意義や目的が確認されました。再びシミュレータと相互測定により呼吸音・心音の聴診ポイントを把握し症例モデルでの疾患特有のバイタルサインの変化が確認されました。

 

実施後のリフレクションでは、「対患者へのフィジカルアセスメントへの意識」や「（臨床現場で活かすためにも）継続してバイタルサイン測定を行っていく必要があること」などが語られ、講座への期待や設定していた目標以上の学習になった様子が伺われました。

 

2019年10月20日（日）に開催される第2回の講座では～アドバンストコース（応用力習得コース）では、模擬患者とのコミュニケーションとフィジカルアセスメントを通じて、「臨床推論につなげるフィジカルアセスメント」を具体化する内容で実施する予定です。