機械工学科の堀内寿晃教授が参画する原子力発電所の安全性向上に関する研究がスタートします
機械工学科の堀内寿晃教授が参画する研究が、中部電力㈱による2019年度公募研究事業に採択されました。
採択分野:【領域2】原子力発電所の安全性向上に資する研究
研究科題名:「ステンレス鋼溶接金属における熱時効脆化の速度論評価と組織異方性の影響解明に基づく長期信頼性担保」
本研究では、原子力発電所における配管等の金属溶接部分の劣化について研究を進めることで、数十年間という長期の使用に伴い溶接金属に将来的に起こり得る問題に事前に対処し、発電所の安全性と長期信頼性を担保することを目指しています。図に示すような複雑な金属組織を有する材料が発電所で使用される間にどのように劣化していくかという難しい問題を、先端的な実験と計算材料科学による予測を効果的に組み合わせて解明することにチャレンジします。
オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属のδ-フェライト3次元分布(左)とEBSDによる結晶方位解析結果(右)
堀内教授の研究にぜひご期待ください。
堀内寿晃先生 機械工学科 |
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