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北海道科学大学公開講座を開催しました

平成30年11月29日(木)、北海道科学大学講義棟(A棟)A308講義室において、北海道科学大学公開講座を開催しました。

 

この公開講座は、前田キャンパスにある北海道科学大学・同短期大学部のすべての学科より各1回、全15回の講座を予定しております。第9回目の今回は、診療放射線学科の谷川琢海准教授が「医療情報から見るこれからの医療」と題し、講義を行いました。

 

現在では多くの病院で診療録(カルテ)の電子化が進められており、今後期待される医療情報の活用情報やその中で気をつけていかなければならないことについてお話がありました。

 

 

医療情報の電子化により、迅速な情報伝達が可能となるほか、単一の医療機関だけではなく、地域連携における診療情報の共有利用や通信技術を活用した遠隔医療、匿名化処理されたデータの研究用途での活用など、幅広い分野での利活用が期待されています。また、政府においても医療分野を成長戦略の柱のひとつとして捉えており、医療分野のデジタル基盤の整備やデータの利活用も進められているそうです。

しかしデータの取扱が便利になる一方、不正取引や不正請求、悪徳商法、インターネットウィルスなどのコンピュータ犯罪に対してセキュリティ面を強固にしていく必要があります。実際に医療機関において個人情報が漏洩した情報セキュリティ事案も発生しており、医療機関では情報セキュリティ教育にも力を入れながら電子化を進めていく必要があるとのことでした。

 

 

今回の講座を通して、今後電子化された医療情報がどのように利活用されるかについて理解を深めることができたのではないでしょうか。

興味を持ったら・・・
谷川琢海先生 診療放射線学科