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「誰でも車椅子を手軽に積み込める」を実現。機械工学科 竹澤教授の研究が進められています

機械工学科の竹澤 聡教授(寒地未来生活環境研究所 所長)が 遂行中の研究「自動運転時代に先駆けた折紙構造による 車椅子車輪コンパクト化と車搭載支援機構の実践的研究(公益財団法人JKA・自転車等機械振興事業補助金)」用の実験車両が導入されました。

 

本研究では、車椅子の軽量化及び、車への積み込みを機械化することで、 車椅子利用者、介助者にやさしい社会の実現をめざしています。

 

 

現状の問題点としては、 車椅子利用者の方が車を運転する際、 車椅子から運転席に移乗した後に、 20kg強もある車椅子を自身で折り畳み、持ち上げ、 助手席に乗せて運ばなければならず、 車椅子利用者はもちろんのこと、介助者へも大きな負担となっています。

 

 

 

本車両を用いることで、車両内上部に車椅子吊り上げ、 吊り下げ用の装置を組み込んだ試験が可能となり、 実用化に向けた研究が進められています。

日本の総人口に占める高齢者の割合は、 2020年まで約30%に推移すると予想されており、 人口の約3人に1人が65歳以上となります。

また、内閣府による調べによると 「介護を受けたい場所」として、自宅を希望する方が最も多く、 車椅子に関わる環境の整備は、非常に身近な問題です。

 

車椅子利用者、介助者にやさしい社会の実現を目指す、 竹澤教授の研究にぜひご期待ください。

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竹澤聡先生 機械工学科