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平成30年8月23日

北海道150年事業 北海道科学大学博物館を開催しました(お絵かきコンクール入賞作品発表)

平成30年7月27日(金)~8月10日(金)の期間、北海道150年事業「北海道科学大学博物館 ~北科大で自由研究~」を開催しました。

 

「私たちが住んでいる積雪寒冷地『北海道』の歴史や暮らしについて学んでみよう」をテーマに、この夏初開催したもので、札幌市厚別区の北海道博物館から積雪寒冷地をテーマとした約60点の収蔵品をはじめ様々な展示を行い、664名の方にご来場いただきました。

 

 

 

  

 

 

 

・北海道博物館から、厳選した60点の資料が手稲に上陸!

・北海道を象徴する建築物模型を展示

・目指せ北海道博士!雪国クイズにチャレンジ!

・白黒時代の映像を見てみよう
・雪と氷と歴史の本閲覧コーナー

 

また事前に募集した「冬が楽しみになる未来のオウチ」おえかきコンクールの全作品を展示しました。

ここでは入賞3作品をはじめ、特に目を引いた12作品を審査員の工学部 建築学科 佐藤 孝教授のコメントとともにご紹介します。

 

第1位 「ポカポカハウス(ふゆの花)」 

思いきった色づかいで、紙いっぱいに暖かさが表現された絵です。家のまわりを音楽と暖かさのバリアーでつつんでいるのでしょうか? 冬でも庭のお花がたくさん咲いているオウチです。暖かさの伝わる印象の強い作品でした。

 

第2位 「中でもあそべてあたたかい 」
家の中にも雪が降ってきて、雪と楽しく遊べる部屋があります。露天風呂もあり、絵の左下の部屋は床が地面になっているのでしょうか?花も咲いています。家の中に外があるオウチは、すばらしいと思います。遊んでいる子供たちの楽しそうな表情も良く描けています。

 

第3位「冬を楽しもう!」
とてもきれいな水彩画です。アイスクリームのできる屋根をもつ家と雪だるまの家が渡り廊下でつながっています。雪空の淡い色と繊細な線が、雪の降る静けさを描いています。その中、雪だるまだけは雪玉を作って、家から出てくる子供たちを待っているように思えます。美しい作品です。

 

「雪をきれいにとかしてくれる家」
家にロボットアームがついていて、ほうきとチリトリで雪かきをしてくれている絵は、まるで魔法の童話のようです。こんなオウチがきっと出来ますね。

 

「雪とどうぶつの楽しい家」
タイトルどおりのどうぶつの楽しい家です。犬や猫のほかリス、ウサギなどといっしょに暮らしています。雪すべりのできる丘のある家で、その地中では冬眠のように温かく暮らしています。細かなところまで、とてもていねいに描かれています。

 

「わたしの太陽は雪をとかすが家のまわりはいつもべちゃべちゃ」 
文学的なタイトルと発想が魅力でした。わたしの太陽は雪をとかすが家のまわりはいつもべちゃべちゃの「わたしの太陽」という表現がいいですね。自分の住んでいる地域に春が近づき、雪遊びが出来なくなったのでしょうか。窓から眺めている作者の残念そうな表情から伝わります。外遊びが好きなのですね。

 

「氷がいっぱい、でも気持ちはあたたかい家」
氷の家であり、氷の結晶のような電球の明かりが、深い透明の壁に映り込む部屋を想像させます。

 

「おばあちゃんといっしょ」
今回の作品の中では異色でした。オウチは家でもありますが、家庭、家族でもあります。ニコニコしているおばあちゃんが描かれています。とてもあたたかな家族の絵です。

 

「雪どけで水道代のかからない家」
屋根に積もった雪が溶けた水が水道の蛇口から出てくるエコなオウチですね。また温かな部屋に降ってくる雪と遊ぶのも楽しそうです。

 

 「ゆめのようなあたたかい家」
エスキモーの家のように雪を積みあげた雪だるまの形をした家です。マフラーはすべり台で、ハンモックもあり、家中楽しそうに描かれています。

 

「ケーキふうのウキウキ オウチ」
お菓子で出来た家です。えんとつから入るサンタクロースがいますし、トナカイのソリも空中で駐車しています。細かなところまでていねいに描かれています。

 

「雪だるまのいる家 」
幼稚園児の方の作品でした。室内の描き方はむずかしいのですが、家の中のようすをしっかりと表現しています。雪だるまと私の仲良しな表情がいいですね。

 

[おえかきコンクール審査員]北海道科学大学 建築学科 佐藤 孝教授
(北海道科学大学体育館HIT ARENA・講義棟G棟・バス待合室 等設計
日本建築学会代議員/日本建築学会作品選奨審査委員/北海道建築士事務所協会「北国の住まい」設計コンペ審査員 他多数)

 

北海道科学大学は北海道150年事業のパートナーに選定されています。

https://hokkaido150.jp/partners/

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佐藤 孝先生 北海道150年事業