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平成30年2月16日

第4回スキルアップ講座【臨床推論】を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成30年1月21日(日)、北海道薬科大学サテライトキャンパスにおいて、臨床推論をテーマとした薬剤師スキルアップ講座(特定テーマ連続講座)を開催しました。この講座は、連続講座として4回開催されます。第4回の今回は「臨床推論の実践」をテーマに開催しました。最初に、札幌西円山病院 薬剤部の富田昌志先生と北海道整形外科記念病院 薬剤部の渡辺浩彰先生が悪心・嘔吐、発熱を主訴とする症例を提示し、ワンセンテンスサマリーやプロブレムリストの作成、鑑別診断を行いました。後半は一般社団法人 Sapporo Medical Academy 代表理事で総合診療医・感染症医 岸田直樹先生が講師となり、「医師の臨床推論にチャレンジ!見た目軽症、実は重症を見抜く」というテーマで、心窩部痛、悪気・嘔吐、倦怠感、首の痛み、手足の違和感を訴える症例において、病態(疑わしい病態)と次のアクション(検査、治療)を検討するグループディスカッションを行いました。岸田先生は、突発的な病歴を見逃さないことの重要性と、突発的な病歴情報が得られた場合は精査することの必要性について強調しました。参加者は短い時間の中でも十分な討論を行い、多くの意見を出していました。
 全4回の臨床推論シリーズを通して、チーム医療の中で薬剤師として十分に臨床推論を活用していって欲しいと思います。