OLD NEWS

過去のお知らせ

理学療法学科が上富良野町「いしずえ大学 講演会」の実施に協力しました

平成30年1月26日(金)、上富良野町社会教育総合センターにおいて、「いしずえ大学 講演会」が行われました。

 

「いしずえ大学」は上富良野町が展開する高齢者大学です。高齢者のいきがい・介護予防事業のひとつで、年間を通して様々なテーマの講座を実施しています。

 

今回は「腰痛教室」をテーマに、理学療法学科の井野拓実助教が講師を務めました。

腰痛を引き起こす原因として、骨折や癌のほかに、食事・月経・排尿などの「内臓由来」、悩み・ストレス・うつなどの「心理社会的要因」などが挙げられるとのお話がありました。

 

 

 

その後、良い姿勢・悪い姿勢についての解説もあり、受講者同士でお互いの姿勢を確認してもらいました。腰痛体操の時間では、理学療法学科1・2年生10名の学生スタッフがサポートしながら、「へそのぞき体操」や「骨盤体操」など、簡単な運動を体験しました。

学生は緊張しながらも受講者の方々に笑顔で声をかけ、積極的にコミュニケーションをとりながら交流を深めることができました。

講座の最後には、「ギックリ腰になったときはどうしたら良いのか」「腰痛はくせになってしまうのか」といった質問に井野助教がアドバイスを交えてお答えしました。

 

 

 

 

今回紹介した体操は、家でも出来る簡単なものになっていますので、今後も継続して実践していただければと思います。

 

また、今回は富良野地域の地域教育プログラムとして、「医療法人かわむら整形外科医院・かわむら整形外科デイケアセンター見学」も併せて実施いたしました。このプログラムは本学の基本理念のひとつである「地域社会への貢献」に基づき、地域の置かれた状況を学生が認識することを目的として企画したもので、今回で2度目の実施となります。

病院見学では、現場で働く理学療法士のスタッフに学生がつき、患者さまのリハビリを間近で見学することが出来ました。また、患者さまと学生が接する場面もあり、緊張しながらも日々の勉強で学んだことを活かしながら一生懸命に対応する姿が印象的でした。

 

 

 

「いしずえ大学 講演会」では、地域における地方公共団体の保健活動とそれを利用する地域住民と交流を深める機会となり、「かわむら整形外科医院見学」では、地域の専門病院で行われている医療を実際に見て学ぶことのできる貴重な体験となりました。

 

参加した10名の学生は、今回学んだことを今後の学生生活に活かすだけでなく、将来に向けての目的意識を高める良いきっかけになったのではないでしょうか。

 

※この講演会は、平成27年8月に締結した「北海道科学大学と上富良野町の連携協定」に基づいて本学が協力し、実施したものです。

興味を持ったら・・・
井野拓実先生 理学療法学科 地域連携