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平成29年11月17日

第1回病態・薬物治療フォローアップ講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成29年10月15日(日)に、北海道薬科大学サテライトキャンパスにて、「抗凝固療法・不整脈」をテーマとして今年度の第1回目の病態・薬物治療フォローアップ講座を開催しました。
 前半では、医師の立場から旭川医科大学保健管理センター教授の川村祐一郎先生が「心房細動に対する薬物療法の考え方」について、後半では薬剤師の立場から薬剤部・臨床研究支援センターの岩山訓典先生が「不整脈と抗凝固療法」について講演しました。
 川村先生は、心房細動のアップストリーム治療、ダウンストリーム治療について概説し、レートコントロール、リズムコントロールの観点から、EBMによる治療法の変遷及び自施設の治療状況を交えながら、既往症の有無や合併症による治療法の選択、抗凝固療法とカテーテルアブレーションによる非薬物療法について詳説しました。
 岩山先生は、抗不整脈薬と抗凝固薬の薬理、検定方法を含めた日本におけるワルファリンとDOAC(Direct Oral Anticoagulant)に関する臨床研究(Fushimi AF Registry)の解説とともに、抗凝固療法のモニタリング項目、リスクマネジメントプランについて詳説しました。

 

川村祐一郎先生の講演のようす         岩山訓典先生の講演のようす