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平成29年11月1日

第2回薬剤師スキルアップ講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成29年10月15日(日)に、北海道薬科大学前田キャンパスにおいて、薬剤師スキルアップ講座「フィジカルアセスメントと症例検討~医薬連携のためのパスポート『バイタルサイン測定』~」を開講し、薬局薬剤師・病院薬剤師あわせて14名が参加しました。
 第1部では、国際医療福祉大学 医学部医学教育統括センター・シミュレーションセンターの石川和信教授が、「多職種連携医療で薬剤師が果たす役割」について、様々な症例を提示し、Q&A方式やビデオで医学生の模擬患者への対応も示しながら、患者から得なければならない情報を把握するためのポイントを解説しました。
 参加者同士の血圧測定では、上腕動脈の位置、脈拍の触知・確認法、マンシェットの装着法や加圧・減圧のポイントについてデモンストレーションを受けながら、医学教育で実施している正確な血圧の測定や脈拍数の測定方法を学びました。
 第2部では、病態を表現したシミュレータを用いて異常な心音・呼吸音を聴診し、他の医療従事者が取得している患者のバイタルサインのアセスメントに加え、薬学的視点に基づくバイタルサインについて学びました。更に、得られたバイタルサインに基づくフィジカルアセスメント結果についてグループ単位で討論を行いました。医師の視点と薬剤師の視点からのフィードバックを行ったことで、「薬剤師に気付いて欲しい患者の微妙な変化」が明確となり、多職種連携に役立つ講座となりました。
 時間的な制約がタイトでしたが、参加者が協力しあい、非常に良い雰囲気の中での講座となりました。来年度は、更に新たな内容を加えて、本講座を開講していく予定です。

 

石川和信教授の講義のようす          デモンストレーションのようす

 

シミュレータを用いた実技のようす