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平成29年6月14日

平成29年度第1回薬剤師アップトゥデート講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成29年5月26日(金)に、北海道薬科大学サテライトキャンパスにて、今年度1回目の薬剤師アップトゥデート講座を開催しました。今回は「薬剤師に求められるポリファーマシー対策~中小病院・慢性期病院の事例から~」をテーマとして、知名堂病院 薬剤科長の武藤浩司先生が講演しました。「ポリファーマシー」とは多数の薬剤を併用する患者における有害事象を指す言葉です。

 先生は、慢性期病院におけるポリファーマシー解消のための薬剤師の取り組みとして、患者の腎機能に応じた処方提案や向精神薬、糖尿病薬、高齢者の摂食・嚥下の低下を引き起こす薬剤を減らす方法を具体的に紹介しました。

 ポリファーマシー対策は、減薬を目的として特別なことをするのでなく、日常業務の中で副作用の早期発見やプレアボイドを行うこと、また多職種との連携、地域の医療機関との情報共有の強化が重要であると強調しました。今回の講演は、病院薬剤師の取り組みに関するものでしたが、保険薬局の薬剤師にとっても参考になる内容でした。