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平成29年1月10日

平成28年度「臨床推論」をテーマとして第3回薬剤師スキルアップ講座を開催しました

※こちらの記事は、北海道薬科大学(2018年、北海道科学大学と統合)HPに掲載された内容です。

 

 平成28年11月27日(日)に、北海道薬科大学サテライトキャンパスにて「臨床推論」をテーマとした薬剤師スキルアップ講座を開催しました。「臨床推論」は、特定連続講座として今年度4回開催しますが、第3回の今回は「副作用推論」をテーマとしました。

 最初に東京薬科大学医療実務薬学教室 川口崇先生から、リセドロン酸製剤(骨粗鬆症の治療薬)服用患者における発熱・悪寒の発現及び尿路感染の疑いで入院した患者における抗菌薬投与後の下痢に関する症例提示がありました。その後、参加者は6つのグループに分かれ、症例において発現した症状について、「被疑薬が原因であるもっともらしさ」及び「被疑薬以外が原因であるもっともらしさ」について検討し、検討結果を発表しました。

 薬剤師は患者にイベントが起こった際、そのイベントが薬の副作用によるものであると即座に決めるのではなく、薬が原因である可能性とそうではない可能性の両方を考え、総合的に判断したうえで、他職種と情報を共有することが大切であることを参加者は実感した様子でした。

 

川口崇先生の講演のようす           グループ討論のようす