理学療法学科が上富良野町「いしずえ大学 講演会」の実施に協力しました
平成28年12月9日(金)、上富良野町社会教育総合センターにおいて、「いしずえ大学 講演会」が行われました。
「いしずえ大学」は上富良野町が展開する高齢者大学です。
高齢者のいきがい・介護予防事業のひとつで、年間を通して様々なテーマの講座を実施しています。
今回は「膝痛教室」をテーマに、理学療法学科の井野拓実助教が講師を務めました。
「変形性膝関節症はどうしてなるのか?」「歩行時、膝にはどのぐらいの負担がかかっているか?」などについて、レントゲン写真を見せながら詳しく説明しました。
その後、タオルを使ったストレッチを行い、「腹筋のエクササイズ」や「股関節外転運動」など、家でもできる運動を体験しました。
理学療法学科1年生の10名がスタッフとして参加し、受講者の方々へ体操の指導補助を行ったり、膝の悩みについてアドバイスをしました。学生は緊張しながらも受講者の方々と積極的にコミュニケーションをとり、短い時間の中で交流を深めることができました。
講演終了後には、膝の悩みについて井野助教にアドバイスを求める声もありました。
また、今回は富良野地域の地域教育プログラムとして、「富良野協会病院見学(社会福祉法人 北海道社会事業協会 富良野病院)」も併せて実施いたしました。このプログラムは本学の基本理念のひとつである「地域社会への貢献」に基づき、地域が置かれた状況を学生が認識することを目的として企画したものです。
病院見学では、現場で働く理学療法士のスタッフに学生がつき、患者さんのリハビリを間近で見学させていただきました。
更に患者さんと学生が接する場面もあり、緊張しながらも一生懸命に対応する姿が印象的でした。
見学終了後は、学生からの質問をスタッフ2名にお答えいただき、大変貴重なお話を聞くことができました。
「いしずえ大学 講演会」では、地域における地方公共団体の保健活動とそれを利用する地域住民と交流を深める機会となり、「富良野協会病院見学」では、地域の基幹病院でどのような医療が行われているのかを自分の目で見て学ぶことのできる貴重な体験となりました。今回参加した10名の学生は、将来に向けての目的意識を高める良いきっかけになったのではないでしょうか。
※この講演会は、平成27年8月に締結した「北海道科学大学と上富良野町の連携協定」に基づき本学が協力し、実施したものです。
井野拓実先生 理学療法学科 地域連携 |
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