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機械システム工学科の特別講演会を開催します(学内対象)

平成26年7月4日(金)13時00分より、5106合同講義室において学生・教職員を対象とした機械システム工学科「エネルギー・ものづくり特別講演会」を開催します。


今回は、道内外の民間企業や公的機関の第一線でご活躍中の下記4名を講師としてお招きし、技術的な話はもちろん、将来の示唆に富んだ内容を含む有意義な講演となる予定です。
機械システム工学科3年生は参加必須ですが、4年生、大学院生、教員の聴講も歓迎します。

講演会の詳細は以下の通りです。

1. 開催日時:平成26年7月4日(金) 13:00~16:20

2. 講演会場:5106合同講義室

3. 講師、演題及び概要:
(1) 13:00~13:45 苫小牧市 産業経済部 テクノセンター 柴田 義光氏
「苫小牧市テクノセンターの業務内容と地域企業への技術支援事例」
北海道のものづくりの中心である道央・苫東地区に立地する企業の紹介と、これらの企業が生産活動する上で抱えていた技術的な問題の解決事例や技術開発に関する最近の事例をご紹介します。事例を通じて、企業における技術開発業務や品質管理業務の中で企業の技術スタッフはどのように課題を解決しているのか、またどのような能力・素養が求められているのかをご紹介します。
 
(2) 13:45~14:30 荏原環境プラント株式会社技術センター 基盤技術開発推進室 野口 学 氏
「廃棄物発電とその材料問題」
地球温暖化やエネルギー問題などの観点により廃棄物発電が注目を浴びており、ごみを燃焼するエネルギーを発電に利用することでCO2排出削減や省エネに繋がるため、積極的な推進が期待されています。また、廃棄物中に含まれる塩素に代表される腐食性成分は厳しい腐食環境が形成されることにより発電効率の向上の妨げになっています。講演では廃棄物発電の概要と発電用材料の腐食問題についてご紹介します。

(3) 14:40~15:25 (財)電力中央研究所 材料科学研究所 構造材料領域 南島 晋 氏
「近年の石炭火力プラント構造材料の高温腐食」
東日本大震災後の電力需給が逼迫する中で、火力発電に対して今後ますます高稼働率および安定運転が求められており、その中で石炭火力プラントは電力供給の主力として高負荷運用を継続していますが、その構造材料で燃料中の不純物による高温腐食損傷の危険性が高まっています。講演では、石炭火力プラント構造材料の高温腐食損傷例やその腐食評価手法について述べるとともに、次世代石炭火力発電技術における高温腐食因子についてご紹介します。
 
(4) 15:25~16:10 北海道電力株式会社総合研究所 火力・土木技術グループ 三枝 利紀 氏
「北海道の電力事情と火力発電分野の研究」
電力を中心とした視点から昨今の北海道内のエネルギー事情について述べるとともに、燃料調達、発電および電力供給の流れを簡単に説明します。また、電力会社において機会・材料系の工学系出身者がどのような業務に携わっているかを具体例を交えてご紹介します。研究的な話題として、講演者がこれまでに関わってきた火力発電分野の研究例の中からいくつかをご紹介します。

4. 対象:
1) 機械システム工学科3年生全員(講演終了後感想文提出)
2) 聴講希望する4年生、大学院生、その他聴講希望者(教員含む)

※ 詳細についてはこちらをクリックしてください。

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