義肢装具学科

学科概要

近年の医療・福祉は、多くの医療スタッフの協働によるチーム医療が基本となっています。又、整形外科やリハビリテーションなど義肢装具を必要とする分野にも、バイオメカニクスやメカトロニクスなどの工学技術が盛んに導入されてきています。

義肢装具学科は、医用生体工学にさらに福祉工学を含めた新しい学問領域で、工学の理論や技術を医療・福祉の分野に応用するために開設しました。本学科では、義肢装具士の養成課程に必要な科目群に、このような医療工学と福祉工学それぞれの専門領域を加えて、医療と福祉にかかわる様々な課題に取り組める技術者、研究者の育成を目指します。

教育目的

義肢装具学科では、基礎医学、専門臨床医学及び義肢装具学、そして本学の特徴である工学知識、技術資産を基盤として、医工学連携教育プログラムを提供します。又、本学の教育理念である「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を基本理念とし、広く大きな意味での医療人・医療技術者教育を展開します。さらに4年制大学の特色を生かし、大学院でのスキルアップを想定した教育カリキュラムを展開し、医療技術者教育の高度化・専門化に対応するとともにリカレント教育の拠点として我が国の医療技術の向上に貢献します。

教育指針

学生各自の目標を達成できるよう、各々のスキルに合わせた教育プログラムを用意するとともに、自らの意思で学ぶ力、様々な問題解決能力を醸成し、義肢装具学だけでなく医療工学ならびに福祉工学の中に得意分野を見出せるよう支援することを最も重視しながら教育にあたります。

教育・学習目標

1年次

前期から修学基礎教育科目に加えて、義肢装具学の専門基礎教育科目、専門教育科目を導入します。前期は少人数に別れて行うフレッシュマン・セミナーなどの科目を通じて、卒業までの教育概要を理解した上で、各授業の目的や重要性を認識してもらいます。又、1年次より義肢装具学科の専門科目を学ぶことで、義肢装具学に対する意識を高めます。

2年次

義肢装具学専門教育科目が本格的に開講されます。特に義肢装具学の実習では、座学の授業と連携して義肢装具学の基礎を固めるとともに、モデルとして実際の身体障害者の方々に来ていただき、採寸から作製、適合までをトータルで学び、実践的な技術の基礎を身につける教育を実施します。

3年次

後期からの臨床実習に備えた実践的な技術の取得知識の整理、専門科目の蓄積などを経て、主として義肢製作所で行われる実習に向かいます。又、後期には卒業研究の配属先を決定します。これは、臨床実習の事前指導を小グループで徹底させるとともに、高度技術者として身につけるべきそれぞれのスキルの選択を準備してもらうためです。

4年次

前半は臨床実習、後半は義肢装具学に実践技術の総仕上げと知識の整理を行います。又、高度専門科目に取り組むことでそれぞれの知識技術力向上に努めます。通年にわたる卒業研究では、総合的な問題解決能力の醸成を目指します。さらに、義肢装具士国家試験受験に向けた4年間の知識と技能の整理、統合を行います。後期の特定科目で総合的な評価を実施することで、学生各々のスキルを高めます。

取得を目指せる資格

〔国〕は国家資格 〈 〉内は実施団体

本学科と関連の深い資格

義肢装具士〔国〕
※卒業時に受験資格を取得
福祉用具プランナー〈テクノエイド協会〉
ホームヘルパー2級〈都道府県〉
福祉用具専門相談員〈各地方の厚生局〉
福祉住環境コーディネーター検定〈福祉住環境コーディネーター協会〉
福祉情報技術コーディネーター認定試験〈全日本情報学習振興協会〉

その他の資格

ITパスポート試験〔国〕
基本情報技術者試験〔国〕
技術士[技術士補]〔国〕
※卒業後、第1次試験の「共通科目」が免除

将来目指せる職業

義肢装具士(義肢装具製作所、病院、リハビリテーションセンター)
医療機器販売サービスエンジニア
医療・福祉介護施設スタッフ
医療福祉機器開発・研究者
医療・福祉系技術者
工学系技術者