電気デジタルシステム工学科

学科概要

現在の技術も新しく開発される技術も、そのほとんどすべてが電力の安定供給に依存しており、電気エネルギーは、その発生・輸送等を含めて人類にとって最大の関心事・課題です。自然エネルギーの利用や先端技術の応用によるクリーンで再生可能な新エネルギーの開発、地球・地域環境問題への取り組み、効率的で安心・安全・快適なエネルギー利用やエネルギー変換は、人類が持続可能な発展をとげていく上での中心課題といえます。一方、安全対策を怠った機器による最近の事故や情報漏洩問題から分かるように、事故・災害やトラブルの予測・検知・防止は安心で快適な社会の実現のために欠かせません。最先端のデジタル技術によるこれらの解決は、情報媒体としての電気を扱う技術者に課せられた最重要課題です。

電気デジタルシステム工学科では、最先端の科学技術の応用により、人々が安心して快適に暮らせる社会の実現に貢献しようという気概を持った諸君のために、エネルギーシステムコースとデジタルテクノロジーコースを設置し、学生個々人の自主・自立的な学習を支援し、個を重視した教育を行います。

教育目的

人や自然に調和した高度情報化社会の発展を支える電力設備・電気工事技術者、エネルギー機器開発技術者、社会の安全を守るエレクトロニクス機器やシステムの中核をなすデジタル回路・LSI設計技術者、情報通信技術者など、わが国及び北海道の産業活性化を実質的に支え得る実践的エンジニアを育成することを目的としています。

教育指針

グローバル化の波が押し寄せる現代日本の技術者は、これまでの組織に守られた個人の集団である組織基盤型社会から、それぞれ先鋭的技術分野を有する自立した個人(プロフェッショナル)が連携して作業するプロフェッショナルネットワーク社会(個人基盤型社会)への転換をせまられています。このような技術者社会の背景のもと、電気デジタルシステム工学科では多様なキャリアを持つ学生を受け入れ、各自の得意分野を見出し、その個性を最大限に伸ばすための教育プログラムを用意しています。自主的・系統的な学習を促すため、専門教育科目に必修科目は設定されていません。それぞれの学生が、エネルギーシステムあるいはデジタルテクノロジーのコース専門科目の中から自らの適性に応じて、各自のエンジニアとしての将来像を実現するため、自らの意思で系統的な学習計画に基づいたカリキュラム設計をすることが求められます。

教育・学習目標

1年次

大学生としての素養や高等学校との円滑な接続のための修学基礎科目、学部全体を俯瞰するための工学基礎科目、コンピュータリテラシの演習、又コース共通専門基礎科目などについても学習し、本格的な専門技術への動機づけとこれらを学習可能とする基礎力を身につけます。

2年次

コース共通専門基礎科目に加え、各コース別の専門基礎科目群と基礎力向上支援のための一般科目群について学習し、各コースにおいて自分の得意分野を概括的に把握、自らの将来像を模索し、自らのカリキュラム設計をします。

3年次

学生個々人がそれぞれ設計したカリキュラムに従って、ある専門領域、あるいは複数の領域の専門発展科目群にわたる境界領域について重点的に学習し、4年次の卒業研究に着手できる課題発見・解決能力などの素養を獲得します。

4年次

通年の卒業研究により「受身ではない創造的な学修態度・学修継続能力」を獲得し、又、将来技術者として必要な最先端科目の教育・学習によって、教育目的を達成します。

取得を目指せる資格

〔国〕は国家資格 〈 〉内は実施団体

本学科と関連の深い資格

電気主任技術者〔国〕
※指定科目の単位を取得して卒業後、実務経験で資格を取得(実務経験の年数により取得できる資格の種類が異なる)
第一種電気工事士、第二種電気工事士
※第二種は指定科目の単位を取得して卒業後、筆記試験が免除
電気通信主任技術者〔国〕
※卒業後、試験科目のうち「電気通信システム」免除
ディジタル技術検定〈実務技能検定協会〉
エンベデッドシステムスペシャリスト試験〔国〕
エネルギー管理士〔国〕
陸上無線技術士〔国〕
ITパスポート試験〔国〕
応用情報技術者試験〔国〕
基本情報技術者試験〔国〕

その他の資格

技術士[技術士補]〔国〕
※卒業後、第1次試験の「共通科目」が免除
第一級陸上特殊無線技士〔国〕
※指定科目の単位を取得して卒業後、資格を取得
第二級海上特殊無線技士〔国〕
※指定科目の単位を取得して卒業後、資格を取得

教員免許

高等学校教諭【工業】

将来目指せる職業

エネルギープラントエンジニア
電力設備設計エンジニア
デジタル機器設計エンジニア
LSI設計エンジニア
電子機器・回路設計エンジニア
システムエンジニア
電気工事施工・管理者
デバイス開発スペシャリスト
宇宙開発スペシャリスト