都市環境学科主催の第3回公開講座を開催しました

平成28年7月14日(木)、 北海道薬科大学共用講義棟(A棟)A106講義室において、一般の方および学生を対象とした都市環境学科主催の第3回公開講座を開催しました。

 

「人間の豊かさの持続戦略、近自然学入門」をテーマに、スイス連邦チューリッヒ州在住の本学客員教授の山脇正俊先生を講師としてお招きしました。

 

近自然とは、人類が永続的に豊かに幸せに生きるために、「今まで対立関係にあった環境と我々の豊かさを両立させる」または「両立させるように考える」ことです。 身近な問題として地球温暖化について解説があり、さまざまな調査結果を踏まえると、人間が排出している二酸化炭素が地球温暖化を進めているとは言い切れず、犠牲を払ってまでも二酸化炭素を削減しようとするのは望ましいとは言えないとのお話がありました。

 

　

 

また、ビジョンも持たずに方法を迷ったり諦めたりしているようでは、いつまでたっても自分の山を登れない！と人間の生き方について背中を押されるようなお話もありました。「自然の豊かさ」と「環境」を両立させるシステムが来るべき新しい時代です。近自然の新しい価値観が未来を明るく照らすことができるのです。

 

参加者は一般の方25名、都市環境学科学生82名の計107名となりました。

今回の講座を通して、環境と共存していくための新しい価値観について考えを深めていただけたのではないでしょうか。

 

 

都市環境学科　　都市環境学科主催第2回公開講座