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寒地環境エネルギーシステム研究所・建築学科主催の特別講演会を開催しました

平成28年6月20日(月)、A棟(北海道薬科大学共用講義棟)A110教室において、本学教職員・学生および一般の方を対象とした特別講演会「高い室内環境性能と省エネルギーを両立させる先進的な空調換気」を開催しました。

 

今回の講演会は、デンマーク工科大学 室内環境・エネルギー国際研究センターのArsen K. Melikov(アーセン K. メリコフ)教授をお招きしました。

 

はじめに、半澤久名誉教授からメリコフ教授のこれまでの経歴や研究について紹介があり、メリコフ教授は現在の空調換気システムの課題に対する考えや、先進的な空調換気システムの性能などについてお話されました。

 

 

人々にとって、いかに新鮮な空気が大切なのか、さまざまな実験データを基に解説されました。換気が多ければ多いほど、つまり、新鮮な空気が多いほど、人はそれを良い環境と感じ、作業効率の上昇にもつながるのだそうです。これまでは、大掛かりなシステム一つで空調管理を行ってきました。今までのやり方では、一人ひとりに合わせた快適な環境を生み出すことは難しい問題です。それでは、一つの大掛かりなシステムを個別化するとどうでしょう。エネルギーの消費を抑えられ、さらには個別に合わせた空調を作り上げることができます。建設設備という考え方から離れ、我々の身体とともに動くような新しい形作りが研究されているのです。

 

 

 

講演はすべて英語で行われ、半澤名誉教授が通訳を行いながら進められました。質疑応答では、英語で質問した学生もおり、メリコフ教授の回答を参加者のために通訳する場面も見受けられました。学生をはじめとした受講者にとって、貴重な時間となったのではないでしょうか。

 

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