義肢装具学科

「ものづくり」の精神と、医学・福祉・工学知識を備えた専門家に。

日本で初めての、大学における「義肢装具士(Prosthetist & Orthotist:PO)」の養成課程として2006年に誕生した本学科。義肢・装具の装着部位の採寸・採型、製作など義肢装具士の国家資格取得に対応したカリキュラムはもとより、近年、歩行訓練ロボットやアシストスーツなどハイテク化が進む義肢装具の研究分野で、本学の伝統である工学技術を活用できる全国有数の教育設備と指導体制を整えています。本学ならではの福祉・工学の視野を学び、さらに保健医療学部の5学科が連携して医師や理学療法士などと共にチーム医療に貢献できる人材を育成します。

義肢装具学科

教育目的

義肢装具学科では、基礎医学、専門臨床医学および義肢装具学、そして本学の特徴である工学知識、技術資産を基盤として、医工学連携教育プログラムを提供します。また、本学の教育理念である「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を基本理念とし、広く大きな意味での医療人・医療技術者教育を展開します。さらに4年制大学の特色を生かし、大学院でのスキルアップを想定した教育カリキュラムを展開し、医療技術者教育の高度化・専門化に対応するとともにリカレント教育の拠点として我が国の医療技術の向上に貢献します。

教育指針

学生各自の目標を達成できるよう、各々のスキルに合わせた教育プログラムを用意するとともに、自らの意思で学ぶ力、様々な問題解決能力を醸成し、義肢装具学だけでなく医療工学ならびに福祉工学の中に得意分野を見出せるよう支援することを最も重視しながら教育にあたります。

ディプロマ・ポリシー

義肢装具学科は、本学の教育理念である「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を中心に据え、「保健衛生学分野と工学分野に関する専門的な教育研究活動を通じて、地域社会に貢献する医療関連人材の育成」を目指します。併せて、地域における高等教育機関としての使命を果たす学部の教育課程が定める授業科目を履修し、別に定められた卒業要件を満たした学生に「学士」の学位を授与します。これによって、卒業生には、以下の能力・知識・態度が身についていることを保証します。

1.知識・理解

  • (A)義肢装具学の基礎となる知識を修得し、保健・福祉・医療における義肢装具に関わる知識を理解する能力。併せて義肢装具学専門科目を通して社会における諸問題解決のための必要な知識・基本的ルール・スキル。
  • (B)義肢装具士としての基本的かつ広範な世界に通用するリベラルアーツ。

2.汎用的技能

  • (C)日本語および基本的な英語における基盤となる技能(読む、書く、聞く、話す)が相互に作用し、日常場面、職場、研究の場において必要なコミュニケーション能力。
  • (D)情報処理やコンピュータの利用に関してこれを適切かつ効果的に活用し情報の収集や収集した情報の整理を効率的に行い、自分の考えや成果物を正確に伝える能力。さらに義肢装具士として必要な数理基礎と診療・治療への応用の知識を修得し、思考・推論・創造する能力と自己学習力(意欲)。

3.態度・志向性

  • (E)保健医療における診断・診療・医療の安全管理などの諸問題に対して、義肢装具学の目的と知識・技能を駆使して、他の医療技術者とチームを組み解決策を協働しながら創出し成果を得る能力。
  • (F)地域、国土、自然そして生活や文化などにも精通したグローバルな倫理観を持って判断・行動できる能力。
  • (G)義肢装具に必要な知識から知恵へと転換できるように、受身教育から自らが学ぶ能動教育を通して自らが生涯考え行動する能力。

4.統合的な学習経験と創造的思考力

  • (H)将来義肢装具士として必要な専門分野を統合・発展させ、より安全で高度な医療を提供するための分析能力、統合化能力、協働能力および表現力。

カリキュラム・ポリシー

本学では、ディプロマポリシーの各項目を達成するために必要な授業科目の流れや、各ポリシーと授業の整合性を体系的に理解してもらうためのカリキュラムフローを作成しています。また、各授業科目の達成目標とディプロマポリシー各項目の関連性についてはカリキュラムマップにまとめられております。学生諸君はこれらのツールを利用して学習を進めることにより、卒業=ディプロマポリシー達成までの過程における自らの立ち位置を確認することができます。また、教員団はその組織的関与により、常にカリキュラムの点検評価、および改善を行います。