工学専攻(博士)

※平成28年4月より設置しました。

専攻概要

21世紀は、新しい知識・情報・技術が社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われています。社会はグローバル化が進展し、科学技術はますます複雑化・多様化・融合化を強めています。そこに存在する諸問題の解決には、従来の伝統的な工学各分野の専門の枠を超えて柔軟に対応できる人材が求められています。
また、これまでは研究者の証とみなされていた博士号は、グローバリゼーションが進展する世界のビジネスシーンにおいて高度な専門性に裏付けられた資質能力の証として必須要件になりつつあります。本専攻では、機械工学、情報工学、電気電子工学、医療工学、建築学、都市環境学など工学の伝統的な分野のそれぞれの領域を発展させながらも、これまでの伝統的な縦割りの工学教育を排し、各分野における学術的権威、第一線の若手研究者が融合、横断して共同研究体制を構築して、俯瞰的視点から問題解決にあたることができる研究者あるいは高度専門技術者の養成を目的としています。

 

教育目的

本専攻では、学士ならびに修士課程で修得した機械工学、情報工学、電気電子工学、医療工学、建築学、都市環境学のいずれかの領域における豊かな学識を基礎として、独自の視点から学術的知見を提供できる鋭い創造性に基づく研究能力と、他者と協力して俯瞰的視点から問題解決にあたることができる豊かな人間性、マネジメント力、リーダーシップを具え、細分化する専門分野の枠を越えて実践的に活躍できる能力を養います。

 

教育指針

本専攻では、課程修了後の多様なキャリアパスに応えるための教育課程を編成しています。俯瞰的な立場からの問題解決能力の醸成のための科目として「科学技術特別講義Ⅰ・Ⅱ」を、また、実社会での経験を通じて社会性の涵養を目的とした科目として「R&Dインターンシップ」を共通科目(必修)として配置しています。
専修科目は、修士課程からの専門分野を継続してその研究の深化を希望する学生に対しては「基幹工学研究Ⅰ・Ⅱ」を、融合・横断型の分野を学び、自らの専門領域の拡張を希望する学生に対しては「先端工学研究Ⅰ・Ⅱ」を配置しています。専修科目は学生の進路変更を可能とするため2セメスターで開講します。なお、いずれの分野を選択しても研究科目の「工学特別研究」では、多様な分野の3名の教員が共同して研究指導にあたります。

教育・学習目標

博士後期課程

本専攻では、養成する人材像と教育目的を踏まえたうえで、大学院教育における研究活動の指針として、次のとおり具体的な学修到達目標を設定しています。

  • 専攻領域に関する最先端の知識と周辺領域に関する豊かな学識に基づき、自立して研究を行うことができる能力を深める。
  • 専攻領域における未解で重要な問題に対して、統合化や定量化を含む最先端の手法により、既存の理論や概念の拡張、再定義ができる能力を培う。
  • 新たな概念の構築に対して、十分な学識と革新性、自律性、倫理観をもって積極的に参画をしようとする態度を身に付ける。
  • 専門分野の枠を超えて他者と協働し、社会の発展に寄与できる能力を磨く。
  • 工学技術全般に亘る広い知識に基づき、俯瞰的視点から問題解決にあたることができる能力を広げる。